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朝の鬼(407文字)ショートショートnote杯


残念なことがありました。
詳細は最後に
ーーー!!


ある朝の鬼ヶ島。
鬼たちは、生まれて3か月の赤ん坊を取り囲み、話をしていた。

「そろそろ、本当に結論を出さないと」
「そうじゃのう。この子の幸せを第一に考えないといけないからのう」

鬼たちの目の前には、ツノのない鬼の赤ん坊が寝ていた。鬼は生まれながらに頭にツノがあるのが当たり前だった。

「人間に拾ってもらって人間として育ててもらうのはどうだろう」
「それはいい。幸い、この子は見た目が人間と同じだ」
「俺たちが、この子を道端に置くのを見られたら、何をされるかわからない」
「じゃあ、俺たちが置くところと拾ってもらうところの場所を変えればいい」
「拾われるまでの食べ物も一緒に」
「お、それいい考え」
どうやら、鬼たちの方針は決まったようだ。

山の中にプロジェクトチームの鬼が3人立っていた。
「いい人間に拾われろよ」
鬼たちは口々にそう言って赤ん坊を見送った。

鬼の魔力で赤ん坊を中に押し込めて、巨大化した桃が下流へと流れるのを見届けながら。

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これ、めっちゃすごいこと思いついたと思っていたのですが、ネット検索してみると「桃太郎=ツノのない鬼」説を既に思いついていた人がいたみたいで、二番煎じみたいになりました。
残念です〜

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