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アラフォー独女が首都圏で戸建てを買う話-序章-

まずはプロフィル

独身。彼氏なし。もうすぐ40歳。平会社員。
本業年収650万円。副業年収50万円。
貯金100万円未満。積み立てNISA少々。奨学金残債あり。

周りは既婚者や彼氏持ちは多いものの独身も沢山いる。
どれくらい皆が稼いでいるのかどれくらい資産があるのかはわからないけれど、私と似たような人もいるだろうし、家を買おうとすることなんて、一生に何度もあることではないので書き綴ってみようと思う。

家を買うつもりはなかった

もともと家を買おうなんて思っていなかった。
一生賃貸でいいんじゃないかと思っていた。

広い家には興味がなかったし、そもそも料理以外の家事はあまり好きではなく、掃除は最低限しかしたくない。必要なのは自分と飼い猫が暮らせるだけのスペース。

都内で高級と言われるエリアで駅も近め、築年数は古いが大家さんが丁寧に管理している今のアパートは12年住んでも1,000万円かかっていない。都心に住む必要があるのは今のところ会社員である残り25年くらいだと思っている。単純計算であと2,000万くらいあれば65歳まで生きられる。大家さんから追い出されない限り。十分だと思っていた。

まさかのドクターストップ

1年前にとあるアレルギーを発症した。治療のためにアレルギー検査を行い大学病院も梯子、羽陽曲折ありつつもその結果、なんとなくそうだろうなと思いつつも無視していたハウスダストのアレルギーについて医師から言及された。

猫と生活エリアを分けてください。

今の部屋だと無理。分けられる間取りを考えてみた。ざっくり計算しても今と同じエリアだと倍以上の家賃がかかる。これは賃貸はやめたほうがいいのでは?初めて住まいを購入するという選択肢が私に降りてきた。

マンションについて考えてみた

都内のマンションの値上がりは近年のホットトピックだ。いつか下がるだのなんだの言われ続けた時期は終わり、外国人の富裕層をはじめとした投資需要が続き、普通の会社員では23区内の新築マンションの購入は困難になっている。そもそも管理費を払わなきゃいけないのに安めの狭いマンションですら7,000万円くらいする今、お金持ちでもないのに購入するのはつらすぎると思った。

では中古マンションは?
私と同い年かそれ以上の築年数の単身向けのマンションは都内にごろごろしており、近年リノベーション済のマンション市場が活気づいている。だが、リノベーションしたところで古いマンションに何年住めるのだろう?万が一100歳生きるとしたら後60年は住まいが必要なわけで、個人で修繕もままらない中古のマンションを購入するのはとてもリスクが高いように思われた。専門家でもないのにマンションの建物自体の質はわからないし、管理組合が健全にいつまでも稼働してくれる保障もない。

戸建てについて考えてみた

どうせ中古で修繕しなければいけないなら、戸建てのほうがいいのかもしれない。そもそも欧米では新築の建設には規制がある国もあることから中古をリフォームして住み続けるのは常識だ。古くて小さな家を少しずつ直しながら住んでもいいのかもしれない。そう思って中古の戸建てを調べ始めてふと気が付いた。

広すぎる。

猫と私の部屋を含めても50平米もいらない。しかし、普通の戸建てとなるとやはり小さくても50平米は超えてくるし、当然それが建つ土地も安くはない。っていうか都内や利便性の良いところはめちゃくちゃ高い。そして中古の戸建ては住宅ローンを組むのが難しい。

これは自分で建てるほうが良いのではないか。

1人で住むだけの家なんていらない

自分で家を建てたとしても広すぎる問題は変わらない。まさか1人で住むために平屋を建てるというのもナンセンスだ。繰り返すが私はお金持ちではなく、資産もなく、何も持っていないただの会社員。コスパの悪いことをする余裕はない。

たまたま私の周りは事業家やフリーランスが多く、自分の経営する飲食店や美容室を1階に構えた住居を持つ人たちがいた。住むためだけではない家だとしたらどうだろう。

私自身で経営はできないが、テナントなら可能性があるのではないだろうか。1階をテナントにした戸建てを人通りの多いところに建てられれば、ただ住むだけではなく、収益性のある家になる。

まずはどこから始めるか

とは言え、収益性のある土地を探すのは容易ではないし、そもそも1階テナントとなると店舗併設住居という少し特殊な建物になる。住宅ローンがどこまで降りるかの問題もあるし、1つ1つ調べて条件が整うのはなかなか骨が折れそうだ。

どこから始めたらいいのだろう。
土地はなんとなくイメージが付く。不動産サイトを見れば相場感はわかるはず。住宅ローンの情報もインターネットにはある程度揃っている。だけど、注文住宅の、しかも店舗併設住居は情報が少なくないか。そもそも建てるのにいくらかかるのか。

情報収集の初めはまずは最低限建築にかかるコストを知ることかもしれない。そう思い、まずは近所の住宅展示場を見てみることにする。

次回は

リアルタイムで更新していくので、もしかしたら数カ月更新が止まることもあるかもしれない。家を本当に建てられるのかも当然まだわからない。けれど、興味を持ってのんびり読んでくださる奇特な方がいらっしゃるのであれば、お気に入りにいれて更新をお待ちいただけると幸いです。


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