生存本能に基づく夢
夢とは、これから生きていくために気をつけるべきことや、危険を再認識させることを目的として見る、又は自分に見せられるものだと私は思う。
生存本能に基づいて今後起こりうる身の危険を提示することで、気にしてもいなかった危険や忘れかけていた身の回りの危険を再確認させ、なるべく安全な方法を取るよう仕向けられているということだ。
例えば、夜道で襲われる夢を見れば、「襲われたくないから、今日は明るい道で帰ろう」となる。末期がんを告げられる夢を見れば、「正夢になっては怖いから人生で一回は人間ドックに行ってみるか」という気持ちになる。
これは、(平和ボケした)人間の生存本能により、夢という手段で身の危険を体験させ、夢から覚めた後に生存率を少しでも上げようという脳の仕組みなのだと思う。
ここからはオカルト的は話になってしまうのだが、
私はこの世界はさらに発展した文明が作った仮想現実であると考えている(シミュレーション仮説)。死んだら「はいお疲れ様でしたーシミュレーションver.10.0.1はここまでですー。」てな感じで目覚める。
シミュレーションの過程で少しでも長く体験したいプレイヤー(仮想世界のヒトではなく本体)が、これから起きる困難を、あらかじめ夢としてシミュレーション世界に自分に伝えることで危険を回避するように仕向けているのである。
そしてヒトのシミュレーションの終わりは、必ず核戦争による人類滅亡である。何度やっても、同じ道(旧石器時代→→人工知能までの道のり)を通り、行き着く先は、必ずこれ、核戦争による人類滅亡である。