"Thee"という冠詞がつく名前のバンド。
国立(だが実は国分寺市)時代は音楽三昧で、住んでいたアパートがケーブルTVに半ば強制的に契約させられるようなところだったので、Space Shower TVをよく見ていました。
そこで「The Birdmen」の、あの野望は大きいけど中々うまくいかない、見掛け倒しの地下秘密組織みたいなストーリーのPVを観たのが、TMGEを知るきっかけでした。
邦楽ロックなんてほとんど見向きしてなかったんだけど、『Chicken Zombies』は即行で購入。
ある日、同僚と音楽の話になり、最近TMGEがいいよねえ、みたいな話すると、「あー、『世界の終わり』いいっすよね」という返しあったりしたけど、実はその曲はリアルタイムでは聴いてなくて、そっから入る人も結構多いってことをその時に初めて知ったり。
『世界の終わり』、キャッチーで分かりやすい、いい曲だと思うけど、どうも自分が求めているロックバンドの曲ではない。
いや、もちろん嫌いじゃないですよ。
その当時は音楽雑誌もちょこちょこ買っていて、TMGEの評価ももちろん溢れてましたけど、悪意あるものも結構見かけました。
いつの時代でも必ず出てくる、ただのパクリじゃん、みたいな。
でも、『GT400』はThe Jamの『That’s Entertainment』ですよね。
ただ、そのパク、いや、オマージュ、という表現にしておきましょう、特にジャケットのデザインとか、自分の好物そのまんまで、その潔さは嫌な気分になりませんでした。
ヘッダー画像も、あのバンドの、あれ、なんですよね笑。
このアメフトヘルメットも、ちゃんとあのPVに登場してるし。
Musicのプレイリスト上で、「Baddest!」と題して、勝手に自分なりのベスト盤みたいなプレイリストを作っているんですけど。あ、"Baddest!"ってのは、別にすごいファンでもないんですけど、久保田利伸から。
そんなプレイリストで、もちろんTMGEのもあるんですけど、今見ると、14曲ありまして。そこからさらに厳選して、5曲お届けします。
『SODA PRESSING』は、The Boysのカバー。『Sick on You』もカバーしてて、そちの方が好きなんだけど音源がないので、とりあえず。
というわけで、やっとこさ書けました。
追悼。チバユウスケ。
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