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「がんばった、ぼく」

こんにちは。

息子の学校ではコロナ感染予防の為、恒例のマラソン大会がなくなった。
その代わりに、授業で記録会があった。
全校生徒は多くはないが、クラスでの集まりも念には念を入れ
クラス全体の人数の半分を2回に分け、
走った。

去年の今頃は、お友達にぶつかってコケてしまい、左手首を骨折し
マラソン大会は見学した。
何をするにも、「○○がんばったら、おもちゃを買ってあげる」などという
ご褒美的なルールはしなかった。
うちの子たちは、いつも他のお友達の話をしては羨ましがっていた。

息子は生まれつき、左足膝裏の腱が伸びず、リハビリを続けている。
(障害とはならないが、成長と共に課題もある)
運動や体験活動などで、長く歩いた日は酷く痛む。
その後には、理学療法士の先生にリハビリをお願いしている。

今回は、1か月前からリハビリをマラソン大会の次の日に予約していた。
急遽マラソン大会が中止になり、
予約をキャンセルできず、リハビリを受け、2日後に記録会になった。
本人は緊張していた。
少しでも、前向きな気持ちをもって走って欲しい、との夫婦の思いで、
今回はご褒美ルールを決めた。

「17人中8番以内になったら」
〇簡単にはできない、でも努力すれば叶う目標

当日は保護者は見学禁止。
校長先生や、担任の先生と子どもたちだけの記録会が始まった。
その日はとても天気が良く、
青空の中、走った。
待っている子たちは、走っている子の応援。
お互いに声掛けしながら励まし合っていた様子。

夫婦共に(とういか、夫は順位が気になり早めの帰宅(笑))
息子が下校し、その様子にゴクリとつばを飲み込む…。

「8番だったよ‼」  とてもいい笑顔だった。

夜、一緒にお風呂に入り

母 「よく頑張ったね!足は痛くなかった??」

息子「大丈夫!2人抜いたんだよ」

母 「すごいね~~~~!よくがんばったね」

と一緒に喜んだ。

先に私が脱衣所に出て、着替えていると。

息子の声が聞こえてきた。

「僕、がんばった。うん。がんばった!」
頑張った自分を、肯定していた。かみしめていた。

息子の成長を感じた。

ご褒美ルールがあったから頑張った。のもある。

週末は約束の物を、夫がネットで「ポチッ」としていた。(笑)

今回は、足の痛みがほとんどなかった。

2キロ走っていた。先のリハビリが良かったように思う。

ご褒美よかったね。



                                                                soleil


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