93.上棟式〈2024年9月14日〉
上棟は既に7月末に済んで他の作業も着々と進んでおりますが、改めて本日『上棟式』を執り行いました。
◾️上棟式、今?
あれ?上棟式って上棟した時にするんじゃないの?って思っていましたが、COMODOでは上棟から1ヶ月程経ち、尚且つまだ構造が見えているこの時期にやるようです。
他の会社がどうなのかは知らんけど・・・
そもそも神主さんを呼んだりするような大掛かりなモノではなく、内輪で済ますような簡易的なものです。
四方固めをして、幣串に施主名、日付などを記入して今後の工事の安全を祈願する、という流れです。
◾️四方固めの儀
上棟にあたって建物の四方をお清めする儀式です。
塩、米、酒、水(COMODOで準備してくれました)を北東角地から時計回りでお清めしていきます。
地鎮祭と同じような流れですが、違うのは大工さん(棟梁)も一緒に参加するということでしょうか。
最後に棟梁が掛け声とともに金槌で床の隅をドンッ!ドンッ!!と叩く、ということを四方それぞれで行っていきます。
◾️弊串
弊串とは『魔除けの飾り』で小屋裏にしまい、建物の役目が終わるまで見守ってもらうものだそうです。
これも地域によってカタチなどが違うようですが、これは関東版かな?
この弊串の木の部分裏面に施主名、日付、施行会社名を墨で記入する箇所があり、会社によっては既に記入されていたりするようですが、住まい手が書けるように取り計らってくれるのがCOMODO流??のようで、自分たちで書いていきます。
習字なんて中学生以来!?筆の持ち方も書き方も成ってないと思いますが、お許しください・・・緊張で手がプルプル震えました・・・。
難しい『COMODO』と『建築工房』はそれぞれムスコくんたちに書いてもらいました。ローマ字を筆で書くのはなかなか難儀だったろうに、上手に書いてくれました。『建築工房』なんて複雑で私は絶対書けん・・・
元号だけだと一体いつなのか全く分からないので、西暦も密かに書いておきました笑
でもこの弊串を見るのはいつのことだろうか??ムスコくんたちが見ることがあるのかないのか・・・
弊串を見る=解体する時なのでずっと受け継がれることを願いつつ、『亡きひいお爺・お婆が書いた字らしい!』とかなればええなぁ〜・・・笑
◾️後日・・・
上棟式から一週間後、現場に潜入すると幣串が小屋裏に納められていました。
我が家の本来の小屋裏は空調室として使用するため、この幣串が納められている場所は家の中心付近、キッチン辺り(一階部分)の小屋裏になります。
設置する向きも諸説あるようですが、我が家は東向きに設置してありました。
◾️お気持ちって??
どんなものであれ、根っこは工事の安全祈願で無事に建物が完成すること。
簡易的な式とはいえ、大工さんたちへの『感謝の気持ち』は必要で。
事前に飯田氏に何か準備するモノはあるか確認すると『お気持ちで』と言われ・・・
そう言われても分からん。具体的に何がいいのか聞くと、現金でもお菓子でもビールでも何でもいいとのこと。
何でもいいが一番困りますが、お菓子やビールだと好みがあると困るので『現金』にしました。
お金なら何でも好きなもの買えるし。
金額は『ほんのお気持ち程度』にして、棟梁含めた大工さん2人、それからいつもお世話になっている現場監督のSさんにご用意しました。
一般的に棟梁には少し金額を多くするようですが、我が家は皆平等!
寧ろ、棟梁より他の大工さんたちの方が我が家に関わってくれているのでそちらに多く渡したいところでしたけどね笑
◾️上棟式をやってみて
近頃のハウスメーカーではなかなかこういった儀式をすることはないし、実家の建築時もこういったことはやらなかったので、地域工務店ならではのことなのかな〜とも思います。
地域とか工務店によってやり方は違うでしょうし、ネットで見ると簡易的なやり方なのだとは思いますが、こうやって家づくりの節目に家族全員で関われるのは良い思い出となりました(*´∀`*)
子どもたちがこの家を継いでくれて、もし解体する日に立ち会うことがあれば、それはそれで本人たちにとって感慨深いものでしょうし、私たちが死んじゃった後はもうお任せするしかないので知る由もないですが、大切に住み継いでもらえることを願っています(*´-`)
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