【どろんこ村日記_Day6】日本の共有財産・田んぼを次の世代へ
田んぼは奥深い。それを28歳で気づいた。
朝起きて、午後に参加するママさんコミュニティ主催の味噌作りワークショップに持っていく用に玄米のおにぎりを握っている時に、お米に対してそんなことは思わなかった。
午前中。どろんこ村の新しい取り組み「田んぼシェアリング」の説明会に参加。
縄文時代に始まり現在も続く稲作は、日本の人々を養い、日本文化の発展にも貢献している。
山の水や養分を溜め、自然の生態系を支え、ダムとしての機能もあり、まさに日本が誇る伝統の一つ。
この田んぼシェアリングにかける思いを、どろんこ村のオーナーであるひろしさん(愛称:おじちゃん)とちみえさんが語ってくれた。
「農家でも田んぼを作らない人がた結構たくさんいる。そういう中で、田んぼの持つ機能は、やっぱり日本の素晴らしい価値だと思う。だから、それを次の世代にも伝えていくということがすごく大切」
「日本の田んぼは価値があり、豊かさそのもの。
それを次の世代へ伝えていきたい」
「お米を育てる体験を通して、本当の価値を、本当の豊かさを、幸せになることを考えてもらいたい」
「田んぼを共有財産として、地域を、田んぼとその周りの景観を守り、米農家を守りたい」
「次の世代で農家が増えることが一番の願いだけど、現実的には全員がなることは難しい。だけど、消費者が自分で作ることで農家寄りになって、農家はただ作るだけじゃなく伝える役割も担ってもらえたら。そうして、消費者以上農家未満の人たちがたくさん増えてくれたら嬉しい
田んぼに関わるイベントを立ち上げた二人の思いに、背景に、心が打たれた。
どろんこ村は、やっぱり次世代への継承を大切にしているんだな。
説明会に参加していたさゆりさん、まおさん、はるきさんは素敵な方たちだった。さゆりさんのオーガニック給食のお話、まおさんの田原に移住ししたお話、はるきさんがこれから新規就農者になるお話、みなさんそれぞれいろんな思いを持って日々生活しているんだなと改めて思った。
解散後、どろんこ村のリビングにあるピアノを少し弾いて、泉市民館へ。
子どもたちがたくさんいて終始賑やかな市民館。ただ味噌作りをするだけじゃなくて、食べ物と命の循環についてお話されていたりと、こちらも継承を大事にしているんだろうな。
とにかくママさんたちがパワフルなコミュニティだった。エネルギーがすごい。
味噌作り、楽しかったなあ。おいしいおにぎりと味噌汁と大根とスナップエンドウとブロッコリーが食べれて、幸せだった。
朝から充実した時間を過ごした6日目。
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