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Preply.comを1年続けてわかった残念なこと

最初の3ヶ月目あたりから、残念なことが分かり始めたんですよ。で、1年続けていろいろ分かったものがあるので、残念ポイントをまとめていきます。

割に合わない

つまりどういうことかというと、割に合わないってことです。オンラインレッスンに必要なものってなんですか。はい、教材ですね。
で、オンラインレッスンに最適な教材なんてないんですよ。市販の教科書使えばいいじゃんて話もありますが、それもオンラインレッスン向けに編集されたものではありませんよね。
レッスンしやすいように、パワポに加工していく必要があるわけですよ。慣れれば30分、生徒さんの日本語レベルやレッスン内容によっては1~2時間かかる場合もあります。
つまりこの準備時間も含めるとレッスン料なんて、コンビニバイト以下なんです。ぼくはレッスン後、使用した教材を毎回送ってます。多少加筆などしてしまうと、また作業時間が増えます。
そんなわけで、面倒見のいい先生をやると割に合わないんです。

売上が不安定

その原因は生徒の定着率や出席状況によって売上が激しく変動します。
ぼくの生徒さんは社会人の方が多く、仕事やプライベートの事情でレッスンを休むことも珍しくありません。それでも特に上級者の方は継続率が高く、
週1~2のレッスンを1年近く続けている人も数人いらっしゃいます。
一方で初級者の方は、必要に迫られて日本語を習うケースが少ないため、数回のレッスンで離脱することも珍しくありません。
こんな感じで毎月の売上は不安定です。私の場合ですと、プラマイ100USDぐらい変動してます。

Preply.comはやや悪意のあるプラットフォーム

どういうことかというと、お金にズルいところがあるんです。以下箇条書き。
1. トライアルレッスンは生徒有料・講師無償でPreply.comが総取り
受注するためにトライアルレッスンの準備は万全に期してますが、失注した場合今後のレッスンで無料奉仕分を取り戻すことはできません。
2. 生徒が購入したサブスクプランやレッスンチケットには有効期限がある
これも期限切れになった場合、Preply.comが総取りです。特にサブスクプランは講師側はレッスン料が若干ディスカウントされています。継続してもらうためにディスカウント、という触れ込みですが生徒さんが忙しくてサブスクを消化しきれない場合、講師は売上が下がりますが、Preply.comは総取りできるということです。
ちなみにこのお金の流れ生徒側に十分な説明がされていないため、講師に金を飲まれたと勘違いしてレッスンを離脱されてしまうこともあります。
3. レッスンチケット自動購入設定担っている場合があるらしく
私の生徒さんのひとりは最近6万円分ほど自動更新されてしまったそうです。そのため気まずいレッスンとなっています。

 といった具合に、お金に対して合法的に不誠実なプラットフォームです。

まとめ:毎月これぐらい貰ってます

アクティブ生徒さんが14名で週12時間前後、レッスン料金は14USDぐらい。
月500USD(6.8万円ぐらい)もらってます。
レッスン時間数だけで見ると月48時間ですが、準備時間等も含めると120時間前後じゃないでしょうか。時給560円ぐらいですね。割に合いません。

準備時間のいらないレッスンスタイルにするとどうなるか

怖くて試したことがないですが、定着率は悪くなると思います。
トライアルレッスンを経て初めてお金がもらえるようになるので、5回ほどのレッスンで離脱する生徒さんが増えると、レッスン料は実質2割引という計算になりますな。

まとめ2

コンビニでバイトしよう!


よろしければサポートよろしくお願いします。日本語教師を目指す方への参考になれば幸いです。