ぬりみさき超入門
いま一番ハマってるパズルはぬりみさき
— ふくらP(QuizKnockクイズノック) (@fukura_p) August 16, 2021
あの有名人もハマってるパズルを自分でもやってみたい! でも結局ルールがよく分からなかった、ということはありませんか? この記事ではいくつかの問題を解きながらスモールステップでルールが完全に理解できるようになるまでサポートしていきます。
言葉の定義
今後の説明の都合上、黒く塗られたマスのことを黒マス、黒く塗られないマスのことを白マスと呼ぶことにします。また、黒く塗るか白く塗るかまだわからないマスのことを未確定マスと呼びます。
それでは、まずは2018年〜2019年ごろにぬりみさきを掲載していたパズル雑誌ニコリのページを見てみましょう。ルールが書いてあります。
それでは順番に文章を理解していきましょう。
1. 盤面のいくつかのマスを黒くぬりましょう。
これは盤面上の全てのマスを白マスまたは黒マスにする、という意味です。
ルール2は文章が長いので、2つに分けて理解しましょう。
2-1. タテヨコに隣り合うマスのうち1つだけが白マスで残りすべてが黒マス、という白マスのことを「岬」と呼びます。
(※「・」のあるマスは白マスです)
まず、当たり前のことですが、岬は白マスです。
そして、岬の上下左右に2つ以上白マスがあるのはダメです。なので、右の岬のようになってはダメ(右の岬にはということです。
また、岬の上下左右に白マスが全くないのもダメなのですが、これはルール4を意識していれば自然に守られるので、特に意識する必要はありません。
2-2. 丸のマスは必ず岬になります。また、丸のないマスが岬になってはいけません。
この図でいえば、左のようになってはダメです。言い換えると、岬がないところで白マスが行き止まりになってしまうのはダメということです。
なので、もし上の画像のように黒マスに囲まれた未確定マスを見つけたら、下の画像のようにかならず黒マスにしておきましょう。
※白マスにしてしまうと岬になってしまうのでルール2-2に反してしまう、と考えても良いでしょう。
また、この考え方を使うと、この盤面左上の部分が
このように決まってしまうことも言えます。時間に余裕がある人は考えてみましょう。
(2021/9/10 加筆)
この画像で中央右側のマスは白マスでしょうか、それとも黒マスでしょうか?
中央右側のマスを黒マスにしてしまうと、岬ではないはずのマスが岬になってしまうので、ルール2-2に反してしまいます。このような場合は、その未確定マスは必ず白マスになります。
岬ではないマスが岬になってしまわないように気をつけることが問題を解くための手がかりになるということはよくあるので、いろいろ観察してみましょう(加筆おわり)。
3.丸の中の数字は、丸のマスから白マスがある方向に、いくつ白マスが連続するかを表します。数字のない丸のマスでは、何マス連続するかはわかりません。
4方向のどこに進むかは分かりませんが、何マス続けて白マスになるかを表しているということです。以下の画像は理解を助けてくれるでしょう。
(※岬がこのように配置されているならば必ずこのようになるというわけではありません)
白マスが"岬を含めて"何マス続くかを表しているわけです。数字が書かれていない岬の場合はそれが分からないので、不親切であるともいえますね。
実際に問題を解く際には、まずは大きい数字に注目してその数字に合うように白マスを続けられるかを見てみましょう。
ここまで読んだあなたならこの問題を正解できるはずです。
画像をクリックして解いてみましょう!
(こっそりヒント:まずは⑤に注目! ⑤のマスから上や下に5つも白マスを続けられないので......)
4. すべての白マスはタテヨコにひとつながりになっていなければなりません。
言いかえれば、黒マスを使って盤面を分断してはいけないということです。以下の画像のように白マスが決まります。
例1
例2(中央以外の部分だとけっこう見落とします)
(2021/9/10 加筆)おまけ
もし岬ではない角のマスが白マスだと分かったら、そこに隣接するマスは2つとも白マスだと分かります。右上と左下はルール2-2に違反していて、右下はルール4に違反しているので、左上のようにするしかないのです(加筆おわり)。
この2問を解いてここまでの内容をおさらいをしましょう!
5. 白マスも黒マスも、2×2以上のカタマリになってはいけません。
下の画像を見てください。全部わかると思います。
初期盤面 これが......
こうなって......
岬を作らないようにして......
こうなります!
わかったかな?
というわけで、ルールはこれで全てです! あとはいろいろな問題をやってみましょう! せっかくなので4問くらい用意しました。特に最後のはけっこう難しいので、できなくても落ち込まないでください。
ぬりみさきを解きたくなった方へ
インターネット上にはぬりみさきの問題がたくさんあります。なので、問題を解きたくなった場合はインターネットで探してみましょう。
おすすめ① Googleで検索
「ぬりみさき」で検索してみると、個人のブログがヒットしたりします。ニコリに問題を提供していた人が運営していることが多く、比較的やさしい問題を見つけられるかもしれません。
おすすめ② Twitterで検索
「ぬりみさき」で検索してみると物好きな人たちが問題をツイートしているので、その問題を解くことができます。ときどき難しい問題も流れてくるので、解けないな、と感じたらいったんその問題から離れてみることをおすすめします。
おすすめ③ PuzzleSquareで遊ぶ
https://puzsq.jp/main/index.php にアクセスしましょう。機能は制限されますが、問題を解くだけならユーザー登録は不要です。
そこから、ぬりみさきのページに飛んでみてください。
(↓ページの右側にこんなものがあるので、ぬりみさきとあるところをクリックしましょう)
ここで注意なのですが、ここにあるぬりみさきの問題は、基本的にはとんでもなく難しいです。らくらくやおてごろの問題にとどめておくことをおすすめします。解けないなと思ったらいったんやめにする、くらいの感じでいきましょう。
難しいぬりみさきを解けるようになりたいと思った人へ
ここの問題は全部解けたけど、PuzzleSquareの問題は全然解けない! 力が欲しい...! と思ったかもしれません。残念ながら、そうなったらこの記事とはもうお別れです。ここでの内容を分かった上で別のサイトを見て理解を深めるようにしてください。ぬりみさきはインターネット上でカルト的な人気があるので、ある程度高度な内容に対しても解説が充実しています。
ペンシルパズルWiki様
https://seesaawiki.jp/pencilpuzzle/d/%BC%EA%B6%DA%A1%A6%B9%CD%A4%A8%CA%FD%BD%B8%28%A4%CC%A4%EA%A4%DF%A4%B5%A4%AD%29
かなり良くまとまっています。これを読み切ればおてごろまでの問題はほとんど全部解けると思います。
SP1様のブログ
https://sp1-puzzle.hatenadiary.jp/entry/2019/09/01/141128
ペンシルパズルWikiよりも難しい内容も扱っています。最悪理解できなくてもそれなりに問題は解けますが、ぬりみさきの闇を見てみたいという人にはおすすめです。
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