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根付いたアイドル精神

一人っ子だった私は物心ついた頃から周りからアイドル扱いされていました。
大人からしてみたら幼気な子供なんて私しかいないので、自ずと愛されるんですね。
そして、アイドルたるもの健気であれと、
謙虚でひたむきに頑張るものだという意識が当時の私の小さい脳にありました。
だからか知りませんが、私には気づいたらエンターテイナー精神というか、アイドル精神?
が染み付いていました。

常に人の目に付くところでは笑顔でありたい、泣き顔なんて見せたくない。
辛い顔は見せない。迷惑をかけない。

そう思い続けてここまで来たので、まあプライドも高くなります。そのせいで人を沢山傷つけてきました。今も治ってないです。だから、親友にボロボロの状態で相談しつつもインスタのストーリーとかではふざけ散らかしたり…。

でもそんな人、少なくはないんじゃないですかね。良くも悪くも誰でも有名になれる時代に、何故か弱い部分を見せることがタブーというか、適していないと思われがちです。だから、私への戒めとしても言わせていただきたい。

あんたアイドルじゃないよ?

健気な方はもちろん魅力的ですが、別にそれに自分が無理になろうとしなくていいんですよね。なりたい自分になれれば最高だけれど、それを追いすぎて本来の自分の良さを失ってしまったら意味が無いので。自分の持ってる軸は忘れないでいたいですね。