対角換わり早繰り銀メモ(55角+56銀型)

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※腰掛け銀をもって、早繰り銀を対策のメモになります。
※説明の都合上先手符号で書いていきます。
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〇対策の角打ち
条件:54地点に銀がいること
理由:64銀打に対して、66角と逃げた時に角頭をケアする必要があるため。

今回の対策

後手番での注意点
端歩を突かない。以上。

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紫陽花です。最近後手角換わりで早繰り銀にするのか、腰掛け銀にするのかそろそろ自分の中の課題局面を片付けないといけないなと悩んでたりしています。
まだきちんと調べてないですが、後手としては早繰り銀が良さそうって雰囲気です。調べたらまたまとめるかもしれません。

今回は実戦で早繰り銀をされで、受け方が曖昧だったのでメモを書き綴っておこうと思います。
先手でも後手でも使える策になっています。
最近だと、▲37桂馬(△73桂馬)を急ぐ形が多いので、下図の様な展開が間に合わない場合が多いです。

有力策。この後77角(桂)と進んでいく。

この展開は早繰り銀をもって個人的には不服です
理由としては、折角出ていった銀が退けられている点です。
互角ですが、この変化はあんまり好きじゃありません。

継ぎ歩に22歩の変化

早繰り銀定番の仕掛け

色々対策はありますが、継ぎ歩が覚えやすい対策だと思います。

継ぎ歩に対して、22歩と受ける。


55角打は64銀が見えて打ちにくいですが、手持ちの銀を使ってもらうことで、攻めのスピードを遅くする狙いがあります。また、77歩と打たれるのは人間的にはとても嫌な手で間違えると即死するので、それもケアする意味合いがあります。

腰掛け銀側からは23銀打というわかりやすい狙いがある

早繰り銀側の手の難易度が高そうです。
この局面はもちろん互角ですが、早繰り銀にいきなり潰されるということはないので、良い対策なのではないかなと思います。

継ぎ歩に84歩の変化

次に23銀打があるため、何とかしなければならない

先手を取るために、23歩成同金26飛車24歩までは進みます。

次に44角打ちがあるので、飛車を下がるのが最善
結果図

この局面をどう見るかですが、早繰り銀側は金冠が手厚く意外と隙がありません。
手番を握られていることも気になる様なら、最善ではないですが、下図の様に角を打ってしまった方がお手軽対策としてはおすすめです。

最善ではないが、角は打てる

あとがき

早繰り銀に潰された経験が多くて、ズルじゃんと思ってはいましたが、調べてみると難しいんだなと再認識出来ました。
今回は実戦の感想戦棋譜をベースに調べたので、今後も苦手な戦法のメモは残していこうかと思います。





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