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②「底で買う・高値で売る」は無理

下の図をご覧ください。

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多くの方は、①で買って②で売りたいと思うでしょう。しかし、株をやる上でこの考え方がある以上、必ず失敗します。①で買って②で売るというのは、プロの投資家でもできません。今回は、売買をする際の大事な考え方についてお話します。

まず、当然我々の理想としては「底で買って高値で売る」です。しかし、ここで知って頂きたいのは、どこが底でどこが高値なのかは誰にも分からないという事です。上のチャートのように、過去のチャートを振り返って見ると①が底で②が高値という事は分かります。ただ、上のチャートに照らし合わせながら話をすると、2020年7/29の時点では今が底かどうかは判断できません。今後もどんどん下がっていく可能性があるからです。高値も同じで、2020/9/30の時点では、今が高値かどうかは分かりません。つまり、底と高値は誰にも判断できないわけです。ですから、「底で買って高値で売る」という発想がある限り、株取引はできませんし必ず失敗します。買い時と売り時は、相場に聞くしかないのです。相場に聞く為には「株初心者が失敗しない為の資料(テクニック編)」でも詳しく説明してますが、チャートを分析する必要があります。チャートが全て教えてくれますので、自分勝手に判断するのではなくて、必ず相場の事は相場に聞くようにしましょう。その上で適切に買うタイミングと売るタイミングを設定する事です。特に重要なのが損切りラインと呼ばれるものです。株を買った後、株価が下落した場合どこで売るのか、この設定が非常に大事です。「どうせまた上がるからまだ売らずに置いておこう」という考えが一番危険です。損切りラインの設定に関しては、「買い時銘柄を随時更新」という所でも毎日書いてますので、是非参考にしてください。

それから、人間にはどうしても欲があります。正しい売買手法を身につけて、チャート分析しているにも関わらず、「株価が一気に下がったから今買っておけば絶対上がっていく」と勝手に思い込み、チャート分析を無視して買う人が結構います。これも、塩漬けになる原因の1つですので、絶対に止めましょう。人間の欲望は株式取引にとっては邪魔な存在です。なので、欲を抑えて取引する事も大事です。欲張ると大概失敗するので、気をつけましょう。

しかし、チャート分析をする事で底や高値になるべく近い場所で売買する事は可能になります。相場を動かしているのは機関投資家と外国の投資家なのですが、彼らの動きをより早く察知する為にチャート分析があります。まずはチャートが読めるようになってください。そして、その分析通り売買を進めていくということを肝に銘じて取引していきましょう!

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