一日一SSを一ヶ月続けた時のメモ

オンラインイベントに向けて本を出す予定を立てたのですが、日程的にまだもう少し余裕がある……字書きとして強くなりたいし修行でもするか!ってことで2020年8月の約一ヶ月間毎日一話、SSを書き続けました。
質問などをちょこちょこ貰うので、一ヶ月間でやったことを箇条書きにしてまとめてみました。私は漠然と強くなりてぇ……の意志で始めたんですが、具体的な目標を立ててやった方が効果はでるんだろうなと思います。でも何も考えずにやった割には得たものも多かったので、もしやってみたい方がいらっしゃいましたら参考までに読んでみてください。

やったこと
・一ヶ月間毎日小説(SS)をひとつ書くこと。制限をかけるとストレスに感じやすいので字数の規定は特に設けていませんでした。
短すぎると小説ではなくポエムになりがちなので(私の場合は)ある程度は文字数あったほうがいいのかなと思います。作品の一日あたりの字数は800〜3200字でした。
・ジャンルは固定、カップリングは雑多に書きました。元々ひとつのカプやキャラで沢山話を書ける人間ではなかったのでこういうやり方にしたのですが、ひとつのカプだと絶対詰んでたのでこのやり方でよかったなと思ってます。

始める前にやったこと
・お題サイトやbot、文字書きワードパレットや診断メーカー、スロットメーカーetc.で話のネタになりそうなものを日数分探すこと。毎日一からネタを出すのは気力のコストがかかりすぎるので、最低でもネタをいくつか出しておいた上でこの中から選んで書くという状態にしたかったからです。それなりに長い期間やるなら一番手っ取り早いのがワードパレットだと思います。
○○という台詞を使って書く、シチュエーション、場所、時間帯や単語の指定があるものの方が書く話が浮かびやすくていいかもしれないです。

毎日気をつけてたこと
・帰ったらまずお風呂を沸かす。沸かしてる間に家事とかある程度やることやってしまって、お風呂に入って上がってからまた用事済ませるとあとは寝るまで自由時間になるので、使える時間は決まってても気持ち的にこれがかなり楽でした。まぁうだうだしてそれが出来なかった日もあるんですが……これは原稿とか何をするにも同じなのでなるべく続けたいです。
あとは翌日に何を書くかを本当にざっくりでいいので前日のうちに決めておくこと。浮かばなければどのお題を使うかとかそれだけでもいいので決めておく。そうするとすぐに書き始められるので気持ち的にも楽でした。

気持ちの持ちようとか
・長さは気にしなくていいから、とにかく書き切るということを強く意識してました。ひとつの作品に仕上げること。綺麗なオチをつけようとしなくていいから、ワンシーンでもとにかくそれを作品として書き切る。短くてもちゃんと終わらせる。
・こういう話やシチュエーションが浮かんだけどちょっと解釈違いかな……と悩んだ時は浮かんだアイディアを優先して書いてました。例えば公式で甘いものが苦手なキャラが甘いものを好んで食べるとか、そういう明らかな違い以外は浮かんだ内容優先。私は解釈の練習でなく文章の練習をしているのだと言い聞かせてました。
・どうしても悩んだらすけべを書く。キャラが動かないことには話も動きませんが、すけべ書くとそれでもうひとつの行動になるので悩んだらすけべを書くんだ!
すけべを書かない人は自分の一番得意なネタで話を書くのもいいと思います。

一ヶ月続けて明確に出た・実感した効果
・文章に途中で詰まるということがほぼなくなりました。言い回しとか描写とか浮かんだまま言葉がするする出てくる。その分書く速度も上がるので、定期的に書いていない頃は一時間で800字くらいしか書けなかったのに今は1400字くらいのSSを一本書き上げられるようになりました。
・文章を書くことに慣れてくるので、最初の頃はひとつ仕上げるだけで今日はノルマ終わったしもういいや……となっていたのが後半は一日一話のノルマの他にも色々書いてました。文章がするする出てくるので苦じゃないし書くのが楽しかったです。
・話の締め括りを書くのがずっと苦手だったんですが、一日一話を始めてから苦手意識がなくなった気がします。多分書き慣れたんだと思うんですけど、個人的にはこれが一番嬉しい実感でしたね。
・文章力が上がるのかどうかについては、正直自分の文章を客観視できないのでよく分からないです。
・一ヶ月で書いた字数は一日一話のSSが38000字弱、その他に書いたものが15000字弱で合計で53000字くらい書きました。組版とか行数にもよりますが、A5サイズ二段組で40Pくらいの本にはなるんじゃないかなと

おわりに
・苦しかったり面倒くさかったりしたことは確かにあるんですが、それ以上に後半は楽しく書けたことが嬉しかったですし、何より自信に繋がるので一ヶ月頑張り続けて良かったな〜と思っています。
仕事が繁盛期ではない・コロナの影響で残業が大幅に減った等も続けられた理由かもしれません。一週間でもかなり達成感があるのではないかと思うので、一日一話チャレンジで強い字書きになりませんか!!!

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