マガジンのカバー画像

安っさんのこんな本を読んだ 番外篇

63
「安っさんのこんな本を読んだ」シリーズの番外を集めました。
運営しているクリエイター

#書評

私の今年のベスト本

こんにちは!安っさんです。 今年(2023年)の初めから現在のかたちでの投稿を開始し、ご紹介した本も100冊となりました。そこで、今年ご紹介した本から、私のベスト本を選びました。5冊くらいにしぼりたかったのですが、10冊になってしまいました。投稿日順となっています。コメントはブログに書いたものです。 今年一年、拙文を読んでいただきまして、本当にありがとうございました。年末年始、noteはしばらくお休みします。来年もよろしくお願い申し上げます。 ※わたくしのnote全般に

番外 こんな本を読んできた 8 大学卒業後に読んだ本(2)

『こんな本を読んだ』の番外篇として、私がこれまで読んできた本について書いています。なにかの参考になればうれしいです。最終回は社会人になってから読んだ本の二回め。 ━━━━━━━━☆━━━━━━━━ いままでずっと女性にはもてなかったと書いてきました。ほんとうです。妻とは見合いです。妻がなんで私を選んでくれたのかわかりません。感謝しています。 どうでもいいことはおいといて、前回からのつづきです。 3.思想・哲学・宗教 大学卒業から社会人になって数年ほどは精神的にやや不

番外 こんな本を読んできた 7 大学卒業後に読んだ本(1)

『こんな本を読んだ』の番外篇として、私がこれまで読んできた本について書いています。なにかの参考になればうれしいです。第七回は社会人になってから読んだ本の一回め。 ━━━━━━━━☆━━━━━━━━ 社会人になってからの読書は、範囲が広がって乱読に近い状態となっています。ふりかえればいつも忙しかったはずなのに、よく読んでいる.. 社会人になってからの方が大学以前よりも期間が長いですし、自由になるお金も大きくなっているので、いつか読むだろうと買ってしまう本が増えてしまいまし

番外 こんな本を読んできた 6 大学で読んだ本

『こんな本を読んだ』の番外篇として、私がこれまで読んできた本について書いています。なにかの参考になればうれしいです。第六回は大学で読んだ本。 ━━━━━━━━☆━━━━━━━━ 私が入学したころは、まだ学生運動がはげしかった時期です。あさま山荘事件が2年生の時だったと思います。マネゴトみたいなことをしたことはありますが、セクト争いがイヤで尻尾をまいてとっとと逃げました。大学でも女子にはもてませんでした。 大学に入ってから、読む本の量が飛躍的に増えています。とくに、日本文

番外 こんな本を読んできた 4 中学生で読んだ本

『こんな本を読んだ』の番外篇として、私がこれまで読んできた本について書いています。なにかの参考になればうれしいです。第四回は中学生で読んだ本。 ━━━━━━━━☆━━━━━━━━ 中学のころは、高校受験と暴力教師の記憶ばかりで、楽しかったという思いがありません。暗闇の中にいたようで、思い出したくもありません。どんな本を読んでいたかも、くわしくはおぼえていません。女子にはもてませんでした。 中1で漱石の『草枕』を読んでいます。たぶん、なんにもわからなかったはず。また、ドス

番外 こんな本を読んできた 3 小学校高学年で読んだ本

『こんな本を読んだ』の番外篇として、私がこれまで読んできた本について書いています。なにかの参考になればうれしいです。第三回は、小学校高学年で読んだ本について。 ━━━━━━━━☆━━━━━━━━ 地元宮崎で通っていた小学校は、明るくて開放的だったように思います。高学年で半年間ほど他県に転校、そこは閉鎖的でいじめられました。いまでもその県にはいいイメージをもっていません。 しかし、その学校のある先生が一冊の科学の本をくださいました。そのことが、その後の私の方向におおきな影

番外 こんな本を読んできた 2 小学校低・中学年で読んだ本

『こんな本を読んだ』の番外篇として、私がこれまで読んできた本について書いています。なにかの参考になればうれしいです。第二回は、小学校低・中学年で読んだ本について。 ━━━━━━━━☆━━━━━━━━ 小学校では、通知票(あのころは通信簿といってたかな)に、「協調性がない」と書かれ続けました。親もなんもいわなかったし、しらんわ。成績はまあまあだったんだけど、体育はまるでダメ。女子にはもてませんでした。 小学校低学年のころは、芥川の『鼻』『蜘蛛の糸』『杜子春』『蜘蛛の糸』な

番外 こんな本を読んできた 1 小学生までに読んだ本

『こんな本を読んだ』の番外篇として、私がこれまで読んできた本について書いていきます。なにかの参考になればうれしいです。今回は、第一回として、小学生までに読んだ本について。 ━━━━━━━━☆━━━━━━━━ 小学校に上がる前、ワガママで泣き虫で、イヤなガキでした。女の子にはもてませんでした。 半世紀以上もむかしのことで、記憶もうすれているのですが、数すくないおぼえていることを書いてみます。 幼稚園くらいのころには、『ひかりのくに』という絵本雑誌を読んでいた記憶がありま

こんな本を読んだ 50回突破記念 私の本棚大公開!

【結論】本当に残しておきたい本だけ残します ━━━━━━━━━☆━━━━━━━━━ さて、2023年1月13日にはじめた新しいシリーズ「安っさんのこんな本を読んだ」が、先日の投稿で50回となりました。ついては、記念として(なんも出らんけど)私の本棚を公開します。おもしろくともなんともないと思うけど。 写真は、5段のスチール製本棚と木製の小さな本棚。スチール棚には単行本が、木製の棚には文庫本が入っています。 他に、同じスチール棚が1本と木製棚が1本あります(撮影できない

こんな本を読んだ 番外 自分らしく生きる 後篇

【結論】「自分らしさ」は変化する ━━━━━━━━━☆━━━━━━━━━ さて、前篇にひきつづき、「自分らしく生きる」ということについてです。 前回は、社会や世間、そして自分ともきびしくたたかうのがほんとうに生きることだとする、岡本太郎さんのことばをご紹介しました。 私たちには、そのようなはげしい生き方はしんどい。私たちが自分の価値観を大切にしながらも、他者と生きて行くにはどうしたらよいか。そこを考えてみます。 なお、他者ときびしく対立する、あるいはつよく圧迫される

こんな本を読んだ 番外 自分らしく生きる 前篇

【結論】人間らしく生きよう ━━━━━━━━━☆━━━━━━━━━ 「自分らしさ」とは、ある価値観。「自分らしく生きる」とは、その価値観を大切にして生きるということでしょう。 しかし、いま、若い人が「自分らしく生きたい」というとき、若干のふにおちなさを感じてしまいます。それは、自分の価値観に反する場をさけ、あるいはそこから逃げるというニュアンスをふくむように思えるからです。 岡本太郎さんの本につぎの言葉がありました。 「自分に忠実に生きたい」とは、過去にこだわり、自