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オリジナル漫画「scope」原作-30

【趙篇】VS遺伝子操作組織(緑)第8話



高速で旋回しながら、趙に向けて射撃を続ける。

ヨウゼン  「 カッカカ 防御も鉄壁ペキ、どや! ほな じゃんじゃん行くでぇ!! 連痕!! 」 < キュドドドドドドッ!! > ガトリングガンを乱射する。

強烈な連射にて、屋上のコンクリートが、根こそぎ引き剥がされるかのように撃ち込まれるガトリングガン。階段入口に避難したまま、中々出て来れない、趙。
飛べない趙を見下し、完全に制空権を得たヨウゼンは、至極ご機嫌な様子で特殊拳銃を乱射している。

趙 「 むむぅ あれは!? 先程のガトリングガンも搭載しているのか… 凶悪なヘリだゾイ。だが、これならどうだ? 」

趙の2畳半ぐらいあるバカデカい手のひらに、包めるだけの雷地< ライチ >を握り込み、大きく振りかぶって、ヘリへと投げつけた。 < バッ!! >

趙 「 鬼は~ そ 踏(トウ)!! 」< ドッ ドッ ドゥッ! > 
さらにコンボ攻撃を続ける。

ヘリ周辺にばら撒かれた雷地< ライチ >目掛け、上空に放ったクロサイの足を模した弾丸が、それらを激しく踏み付ける。< ドダダダダダダダダダダダッ!!>クロサイの地団太弾と雷地の爆発がミックスして、ヨウゼンの乗るヘリ周辺を爆炎で埋め尽くした。< ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴォォォオオオン!!! >手榴弾と特殊拳銃の集中砲火によって、空に小さな雷雲が出来たかのような、円形の黒い煙幕が浮上した。やったか?と思ったのも束の間、軍用ヘリの不気味な羽音が聞こえて来る。< バリバリバリバリ!! > 黒い煙幕を一気に払拭するように、激しくプロペラを稼働させた軍用ヘリが飛び出して来た。

ヨウゼン 「 効かん、効かぁーーーーん!!! 動揺しとる暇なんて、あらへんで! 食らえ!! 噛(ゲツ) 」 < ガガガガガガガガッ!!! >

ハエジゴクの頭部=悪魔のガマグチを模した噛み付き弾が、油断した趙にガシガシと襲い掛かる。弾丸を食らい、吹っ飛ぶ、趙。

趙 「 !? しまっ これはマズイ… ゾナ グハッ! 」< ドガーン! > 床に叩き付けられ、倒れている。蓄積されたダメージが全身を襲う。

ヨウゼン 「 クリーンヒットぉ!!! カッカカ やっとくたばったか!! 」ヘリのコックピットで、見るからにダサいガッツポーズを取っている。

銃撃戦にてボコボコになった屋上の床に、拳銃を握ったまま大の字になって倒れている、趙。 休みなく続いた激闘にて、噴き出すダメージと流れ出る血液。見上げた空に、ゆっくりと流れる浮雲。意識もうろうのまま、両親との思い出が頭を巡っている。 高い高いしてもらっている赤ちゃんの趙。公園でブランコを押してもらっている幼少期の趙。 いびつに巨大化した魚を手渡した時の両親の顔、そして虹色の瞳。マネキン工場で変わり果てた姿になって発見された両親の姿。

趙 「 …お父さん、お母さん。やはり、あいつらは許せんゾヨ… しかし もう力が。。 …ん!? 」 何かに気付いた表情の趙。

ヨウゼン 「 ピクリとも動けぇへんやんけ。カッカカ しかし、ここまで派手にやられた恨みだ、跡形も無く吹っ飛べや!! 」

趙 「 ………………………。 」
ピクリとも動かない。しかし特殊拳銃は握った腕には、くっきりと血管が浮いている。

< バシュー! > ヨウゼンが乗るヘリに、突如現れた得体の知れない何かが飛び乗った。

ヨウゼン  「 な、なんや!? 」フロントガラスに張り付く、大きく口を開けた、黄金色に輝くヘルトマトの悪魔のガマグチが。

< ブチュー > 大きく開けたガマグチの中に人の顔が隠れている。 …条だ! まるで獅子舞のように悪魔のガマグチを開閉してバクバクやっている。

ヨウゼン 「 貴様か! ちょうど良いわ!! まとめて地獄に落ちろや!!」 < ゆさ ゆさ ゆさ >

操縦桿を小刻みに左右に動かし、ヘリを揺らして趙が倒れている方向に条を振り落とすと、特殊弾丸を選択する、宝石弾(サファイヤ)

ヨウゼン 「 悪あがきも、そこまでや!! 派手に散りさらせー!! 野蛮なる爆食時間_サファ・バクシマム!!!  」

趙 「 …そっちじゃないゾヨ。 ニヤっ 」
仰向けに倒れたままの趙が、ボソッと呟く。

< ズキューン!> ダチョウの爆走_カッソワリーインターセプション!!

爆炎弾にて、炎をまとったダチョウ弾が、爪を掻き立て猛スピードでヨウゼンの乗るヘリに向かって来た。< ボゥ ドドドドドドドドド… ドギャーン!! >

ヨウゼン  「 !? ぬあ!! 」

燃え盛るダチョウの爪弾がヘリに直撃し、爆炎で周辺が真っ赤に燃え上がった。< ボゥ! >

黒煙に包まれ、ボロボロになったヘリ。 爆炎により、コックピット内も灼熱状態だ。 ヨウゼンもダメージを受けている。次に、ヘリ上空に大きな影が現れた。

< ドドド、ドォゴォーン!! >白熊のヒップアタック_ジャイアントインパクト!

上空に放たれた、氷を纏った特大な白熊と化した砲弾が、尻もちを突くかの如く、振動と共に急落下して来る。 < グゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴォ >
< チュドーーーーーーン!> ヨウゼンの乗るヘリに直撃する。< バキバキバキ!> 急激な温度差攻撃により、強化ガラスが粉々に粉砕され墜落して行く。

もも 「 標的がデカすぎて、逆に萎えるわ~ こんなん狙撃じゃないよー 」

ここ  「 よしっ 当たったー! 1点は1点だからね! 」

こバカにすように振る舞う獅子舞の条に気を取られ、無防備状態のヨウゼンに、吹星姉妹の狙撃コンボが見事に炸裂した。

ヨウゼン 「 ……なんでやねん。。 」 
鉄クズと化したヘリに乗ったヨウゼンが墜落して来る。

趙 「 ゴホッゴホッ …感謝する。これで復讐が果たせるゾイ。 」特殊拳銃のパワーをチャージしていた趙が、仁王のようにムクっと立ち上がった。

“スキャナーマガジン”を両親指で操作し、特殊弾丸を選択する 【 宝石弾(ルビー)】

趙 「 貴様の全てを抹消する。 ぬぉぉおお!!!突き進め!! 赤黒い暴走_ブラックルビーインパクト → オーガ !!! 」

< ズドゴゴゴォォォオオオオオオン!!! >

墜落して来るヘリにアッパーカットのカウンターを合わせるように、ルビーと化したクロサイ弾が、全体重を乗せた突進&頭突きにてターゲットを突き破った。 < バギバギドゴァァァアアーーン!!! >見るも無残に、大破するヘリコプター。<ボシュー> 自動脱出モードが発動し、気絶したヨウゼンが上空へと投げ出された。首をダラ~ンとし、てるてる坊主のような恰好で、ゆらゆらとパラシュートで降りて来る。

趙 「 ぜぇぜぇぜぇ …これが、これが人生の半分を蹂躙された者の怒りだ!! 」 < ドサッ > 満身創痍の趙が、その場に仰向けに倒れた。

ベースキャンプで高性能スコープを覗き込んでいたジャイクとスナユキが、ハイタッチしている。 趙が倒れた時に軍用のライトで狙撃の合図を送っていたようだ。

条 「 …やったなぁ? 」
床に座り込み、倒れている趙に話しかける、条。

趙 「 はぁ はぁ あぁ 一先ず復讐は終わったゾヨ。 …ありがとう、条。まだ、こいつには聞きたい事があるがな。 」気絶して横たわるヨウゼン。

条 「  あ? そうじゃねぇよ!あの気持ち悪ぃバケモノを押し付けて逃げやがって!! やってくれたなぁ!! 」

趙 「 ガッハハ  すまん すまん。お前だから安心して任せたんだゾイ。ヘルトマトの満漢全席で勘弁してくれゾヨ。 」

条 「 テメェー! あんなもん食えるか!! 白虎タンメン大盛りで手を打ってやる。ニヤっ 」

趙 「 …別の店の名物料理じゃないか。。 まぁ良い、何でも言ってくれゾヨ。ガッハハ 」

サイドカー付きの大型バイクに乗った吹星姉妹が、キャッキャ言いながら、趙の元へとやって来た。 < ブロロロロロォ >

もも  「 おーい 終わったのぉ? 」

ここ 「 砕チャン、ボロボロじゃーん。パーカーコート新調しなきゃね! 毎度あり! にっひひ 」

趙 「 おぅ お前ら絶妙な援護射撃、ありがとうな! 良い腕だ、本当に感謝するゾヨ。む? あいつらはどうした? 」

もも 「 条に一回邪魔されたけどねぇー ジャイとスナッちなら、歩いて来るって、ほらっ 」

手を振りながら2人が歩いて来た。 戦闘でかなりの負傷をしているが、さすがは “屍天王<シテンノウ>”と呼ばれた男たち、回復力もバケモノ級だ。

ジャイク  「 おー! やったなー!! ヒャッハハ! 」 < ドダダダダダダダ >

王家 「 砕雀ー! 終わったようだな! 」 
< ドダダダダダダダ >

猛ダッシュで駆け寄り、互いの胸をぶつけ合う3人。<ボゴーン!> 軍人ならではの独特なフィジカルコミュニケーションだ。戦闘の負傷で3人とも跪いている。タフが売りの3人だが、1撃で跪くほど、それだけ衝撃が強い。

趙 「 …痛ぇてて 改めて、みんな! 私の私怨に付き合ってくれて、本当にありがとう! この恩は一生忘れないゾヨ! 」深々と頭を下げる、趙。

条 「 んまぁ、オレは組織に別の用事があったからな。で、そろそろ こいつを問い詰めようかねぇ 」

気絶したまま全く動く気配が無い、ヨウゼン。 首に絡まった脱出用のパラシュートが、ゲス王国王子のマントみたいに、ヒラヒラとなびいている。

もも  「 全っ然起きないねー 失礼なやつめ、お仕置きじゃ。 」 < キュッ キュッ キュッ > 油性マジックで顔面に落書きしている。

ここ 「 アタシも書くー これで良しっと。第三の目、開眼ー  ぷぷっ 」極太になった もみあげと、額につぶらな目が落書きされている。

ジャイク 「 おいおい、偽物の目だけパッチリ開いてて、本物の目は真っ白じゃん。オセロなら真ん中の目も白目になるぜ! ヒャッハハ 」

もも 「 ぎゃははははー ウケる― 確かにね! 」

条 「 おい!テメェー、いつまで寝てんだ!起きろ!!お前の中には1㎜も白は存在しねぇんだよ! 」< ドガッ >躊躇なく尻を蹴り上げる、条。

ヨウゼン  「 …ゲホッ ゴホゴホ なんやねん… 」

目を覚ました、ヨウゼン。 趙との激闘により、起き上がれない程の重傷を負っている。

ここ  「 あー! 全部黒目になったじゃん!!ホントだ!大逆転だー!! ぎゃははははー 」

爆笑している “ここ”、“もも”、ジャイクの陽気な3人。 騒がしい3人とは正反対に、シリアスな顔をしてあぐらを掻いている、趙。 上半身包帯だらけだ。

趙 「 …やっと起きたか。 みんな、すまんが ちょっと2人にしてくれるか? 」

ここ 「 アタシたちも、いちゃダメ? 」

趙 「 あぁ、少し待って貰えるか? お前らの事は必ず聞き出すが、まずは両親の事を吐かせるゾナ。 」

ここ 「 おけー 後で色々教えてね、オセロくん 」

条 「 オレも聞きたい事があるからな。後で時間貰うぞ。ブチ黒ゲス男。 」

趙とヨウゼンを残し、少し距離を取る条たち。趙が口を開く。

趙 「 …再度聞くが、お前らは両親に“何”をしたのだ? 」

ヨウゼン  「 やから、さっきも言うたやろ? なんもしらんて。。 」

趙 「 では、質問を変えよう。お前は、拷問を受けた事はあるか? しかも、軍隊式の特別なヤツだゾヨ。 」

ヨウゼン  「 拷問!? 貴様、軍人か… 拷問なんてある訳無いやろ! …注射もあかんねん、痛いのキライやわ。 」

趙 「 なるほど。では初回お試しコースでサービスしてやるゾイ。 」< ゴトっ > 巨大な肉切り包丁を取り出す。

ヨウゼン 「 ヒッ …待った 待った! …分かったで、知っとる事はしゃべるから勘弁してくれや。でもほんまに知ってる事なんてたかがしれとるで… 」

趙 「 よろしい。では知っている事を話してもらおう。 」

ヨウゼン 「 お前の両親が何をされていたかは、ほんまに知らんねん。ウチの企業がやってるのは、あくまでも食材の遺伝子操作や。あいつらとは違う。 」

趙 「 あいつら? 研究所というヤツか。 」

ヨウゼン 「 せや。 そもそも人体の遺伝子操作なんてもんは、ごく一部の限られたスペシャリストにしかでけへんねん。それだけ複雑で成功率も極端に低い。そのくせ、莫大な費用も掛かる。 …そんなん商売にならんやんか。 」

趙 「 ………………………。」

ヨウゼン 「 やから、お前の両親が何をされているかは分からへんねん。 確かに、食材の闇取引はしたで。 ただそれだけや。 」

趙 「 本当だろうな? それで、その研究所というのは何なんだ? 少なからず関わりがあったはずだゾイ。 」 < ガツッ > 肉切り包丁に手を掛ける。

ヨウゼン 「 ほ、ほんまやて…。。 研究所に関しては、ほとんど知らん。 とにかく闇が深いで、真っ暗や。 ウチだけでなく色々な闇企業との取引もしてるようやし、代表のわしでさえ、1回しか行った事無いしな。 移動中も含め、終始ほとんど目隠し状態や。 」

趙 「 …なるほど。 我々民間人の想像を超える、何か巨大な闇が存在しているようだゾイ。 」

アイコンタクトをして、条と吹星姉妹を呼ぶ、趙。

条 「 どうした? 何かわかったのか? …なんだ? そのごつい包丁は。 」

趙 「 いやっ 真相が分からないという事しか分かって無いゾイ。 こいつに聞いても核心は何も知らないようだゾヨ… 」

ここ 「 えぇー そうなの? 私たちの身体の事、ママの事… 知りたかったのに 」

条 「 そうか …ダイアナって知ってるよな? 」
不意打ちでヨウゼンに問いかける。

ヨウゼン  「 ダイアナ?? 知らんな。 」

条 「 とぼけるな! アナは知ってるよな? 」

ヨウゼン  「 アナ!? 闇界隈のうわさで、一切歳を取らない、少女の姿をした人間兵器がいるという事だけは聞いたことがある。 都市伝説やろ? 」

条 「 …… チッ そのレベルかよ。本当に使えねぇー三つ目ヤローだな! 物事の本筋が何も見えてねぇ 」

趙 「 条… このような下っ端では、何の情報も得る事が出来ないって事も分かったゾネ…。唯一分かった事が、研究所のうさん臭さだゾナ。そこに行けば、両親の事も、“ここ”“もも”の事も、そしてお前の探している人の真相も、全てが分かるかもしれん。 」

条 「 研究所か、 確かにうさん臭ぇ。見えない何かがそこに繋がってるような気がするぜ。」
人身売買企業での以臓とのやり取りを回想している。

趙 「 各々が抱えている事情を一度共有しないか? 話したくは無いだろうが、ここで出会ったのも何かの縁。 共通の目的を持った仲間だろ? 」

条 「 まぁ 逆に言えば、誰にも話せなかった事を、第三者に始めて打ち明けられるって開放感もあるかもな。闇への復讐なんて、一人で抱えるには荷が重過ぎる。 オレは、あまりつるむのは好きじゃねぇが、情報共有ならウェルカムだ。 」

ここ 「 アタシたちも別にいいよー ね? もも 」

もも  「 いいよー いいよー 」

条 「 …おしっ、んじゃ 善は急げってことで、初の共同作業と行こうかー? ニヤっ 」

趙 「 いいゾネ! きっと息が合った所、見せられるゾネ。 ニヤっ 」

ここ 「 あー そういう事ね? ウチら力持て余してるよー にっひひ 」

もも 「 結局さぁ、また、黒目が1つになっちゃうんじゃない? ぷぷっ 」

ヨウゼン 「 な、何する気や?? お前ら… ぜ、全部しゃべったやろが… なんやなんや! 待っ 待てぇて! 」

指をポキポキと鳴らしながら、ゆっくりとヨウゼンに近づいて行く4人。 悪を成敗する、正義の死神たちだ。

< せーのっ! …ドゴォーン!! >

右ひじを太ももに打ち付ける、“もも”。 左ひじを逆の太ももに打ち付ける、“ここ”。 両手の掌底をみぞおちに打ち付ける、趙。そして、かかと落としを容赦なく顔面に落とし込む、条。 4人の渾身の打撃が、ヨウゼンを地面へとめり込ませた。白目を剥き、泡を吹きながら気絶している。

王家 「 !? 打ち上げ花火でも上がったのか? 物凄い衝撃だ… そうか、どうやら片付いたようだな。 ニヤっ 」

ジャイク 「 あぁ、どうやら、派手に打ち上げたようだぜ。…よしっ もう片付いたんなら、趙の店でたらくふくメシを食ってやろうか! ヒャッハハ 」

趙 「 お前ら、本当にありがとう。 真の闇はまだこれからだが、ひとまず今回のミッション=復讐は終わりだゾヨ。 今後、お前らに何かあったら、呼んでくれ。 何があっても、すぐに駆け付けるゾヨ!さて、店に戻ろうか!! 約束通り、奢りだゾナ!! ガッハハ。 」

各々の車両に乗って、アジトを後にする一同。 趙の復讐は、表面上終わりこそしたが、未だ大きな謎を残したままで、その闇の根は果てしなく深く、暗い。


< ザッ ザッ ザッ ザッ > とある研究室にて一糸乱れず鳴り響く、行進音。怪しく光る虹色の瞳の集団が、まだ見ぬ戦いに備え、予行演習を繰り返す。


第1部 趙篇 -完-


( つづく )



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