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ゴリラ的 認知症予防

ゴリラはすごいらしい。

ゴリラから学ぶことで、認知症予防に繋がるのではないかと思った。

そして、マスコットキャラクターを作るとしたら、ゴリラにしたい。

『都市と野生の思考』は、ニホンザルとゴリラを比較していて、大変興味深い本である。

ゴリラ的  リーダーシップ

まずはリーダーシップの取り方。

ニホンザルは猿山を想像するとわかるように、パワーシステムで順位の高いオスが力を示す。

完全なパワー社会で、序列型の世界。そのため、自分の権威をおかしそうなサルが現れれば罰を与えて抑圧する。

では、ゴリラはどうだろうか。

まず第1に、ゴリラの群れには序列がないらしい。

子どもやメスでも、リーダーが自分の期待に応えてくれなければ意見をいう。なので、パワー以外に優しさ、つまり群れのメンバーへの期待に応えるように振る舞わなければならない。

またリーダーのゴリラは、群れを連れて行動する際に、後ろを振り返らずに歩くという。

まさに背中で語る姿。ゴリラ、、、かっこよすぎる。

ゴリラ的  コミュニケーション

次にコミュニケーションの取り方。

ニホンザルは顔を見つめると威嚇されていると感じ、逃げたり攻撃してくる習性がある。そのため、動物園のサルの檻の前に「サルの顔を見つめないでください」と書いてあるのはそのため。

それがニホンザル社会のルール。

ゴリラはニホンザルと違い、目と目を合わせる習性があるという。しかも近距離で見つめ合い、挨拶や交尾の誘い、遊びの誘いというようなコミュニケーションをとり合う。

この対面するコミュニケーションの取り方はヒトと似ている。しかしヒトはパーソナルスペースという言葉あるように、一定の距離を保ち、コミュニケーションをとる。

その違いはどこにあるかというと『目』だという。

ゴリラの目は真っ黒、ヒトは白目と黒目がある。そのため、ヒトはある程度の距離でも黒目の動きで相手の感情を読み取ることができるが、ゴリラは近距離でないと読み取ることができないらしい。

コミュニケーションの法則に、メラビアンの法則というものがある。

人の行動が他人に及ぼす影響は、話の内容などの言語情報が7%、口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、見た目などの視覚情報が55%の割合であると言われる。

それほど、知らず知らずのうちに目から情報を受け取っている。目から鱗である。

ゴリラ的 認知症予防

そこで、ゴリラ的リーダーシップとコミュニケーションを踏まえて、どのように認知症予防するのか。

この問診票を見ていただきたい。

社会的インデックス

これは、筑波大学のグループが出している、社会的孤立を見る問診表。

ここの基本的社会活動の部分の質問。

「あなたは、近所の方とどの程度付き合いをしていますか?」

ここは、挨拶をする程度では赤点になる。立ち話をする程度の会話をしなければならない。

これは結構難しい。要は、挨拶の後に、

「今日は寒いですね」とか、

「今日はスーツが決まってますね」とか、、、ww

とりあえず、2つ目の会話をしなければならない。

朝の通勤時にマンションのエレベーターで一緒になり、少し気まずい雰囲気の中で、2会話目が出るかどうかという関係性。

そう思うと、なかなか難しい!!

これをできるためにはゴリラに学ぶべき。

ゴリラ的リーダーシップで、後ろを振り返らない。(後のことをあまり考えすぎずに声をかけてみる)

ゴリラ的コミュニケーションで、相手を観察する。(目や表情を見て、相手の気持ちを考えて話をする)

この点を意識しながら近所の人との関係性を築くことが、社会的孤立を防ぎ、認知症予防になるのではないだろうか。

ただ、私はできていない。w

頑張ってみよう。最後にゴリラの画像を3枚ご覧ください。

ゴリラ

ゴリラ2

ゴリラ3




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