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なぜこの事業をやるのか?

2020年1月1日。新年、明けましておめでとうございます。大雄(オオタカ)義弘といいます。昨年の11月11日に「100歳」という会社を創業しました。

最初の投稿となる今回は、私が「なぜこの事業をやるのか」について書いていこうと思います。

1. 「100歳」について

まずはじめに、「100歳」について書いていきます。ビジョンを「人生のハッピーエンディングを。」、ミッションに「認知症をなくす」を掲げています。

そのための事業内容として、⑴早期発見・早期治療の実現、⑵認知症という病気の概念をなくす、この二本柱で認知症のない社会を目指しています。

2. 事業を始めるきっかけ

会社のビジョン、ミッションを考えるきっかけとなり、この事業を始めることになったのは、私の祖父の存在があったからです。

私の祖父は、私たち兄弟が唯一の孫でした。車の免許を持っていなかった祖父は、定年退職後に免許を取得し、私たちをいろんな所へ連れて行ってくれるような、とても優しい祖父でした。

家族写真を見ていくと、なかなか祖父の写っている写真が見つかりません。両親から話を聞くと、祖父は常にカメラを持ち、率先して家族の笑っている写真を撮るのが好きだったそうです。

そんな祖父が、私が学生時代にアルツハイマー型認知症を発症します。学生だった私は、祖父の介護を両親に任せっきりで、遊び呆けていました。

今振り返ると、祖父に与えてもらうばかりで、自分から祖父に何を残せたのだろうと後悔しています。

過去を変えることはできない。しかし、過去から今を変え、未来へ踏み出すことができる。今の自分であれば、あの時に祖父に何ができたのだろうと考えました。

3. なぜこの事業をやるのか

私は、理学療法士というリハビリの専門職をしながら、ピラティスというボディワークのインストラクターとしても活動していました。

リハビリの現場では、認知症の方とも接することも多くもあり、一緒にトレーニングを指導させていただける機会もありました。

認知症の治療現場では、認知症は徐々に進行していくので、それをいかに遅らせることができるのか、という治療方法になります。つまり、「治らない」ということです。それは当然のことのようになっています。

しかし、本当にそうなのか。調べていくうちに、認知症の中でもアルツハイマー型認知症は、生活習慣を改善することによって、認知機能が回復した事例がありました。

そのことを医療機関で認知症に対応されている方々にお話しても、認知症は「治らない」との返答が帰ってきます。それが当然の真理であるかのように。なぜそこまでに言い切ることができるのか。

私が知る限りでは、ご本人やご家族と一緒になって認知機能の回復を図るために、生活習慣の改善に取り組んでいるところを知りません。ほとんどが薬の処方で、経過観察している現状です。そして、認知症の根本的な治療薬はそもそも存在しません。

「もし今祖父がいてくれたら。今の自分だったら何を行うのか。」

そう考えて出た答えが「認知症特化フィットネス」です。

ご本人とご家族の間に入り、徹底して生活習慣改善のサポートをする事業をまずは立ち上げることにしました。

そして、「認知症は治らない」という固定概念は本当にそうなのか。この問いを解決していきたいと思います。

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