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キモノノキホン

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着物の知識やコーディネートなど… 着物を楽しむためのヒントをまとめています。
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#普段着着物

キモノノキホン・単衣

着物をお持ちの方、始めて間もない方も袷の着物を中心にそろえている方が多いのではないでしょうか? しかしながら近年では温暖化の影響もあり袷の着物では暑く感じる時期も。 そんな時期に重宝されているひとつが「単衣の着物」です。 今回は単衣の着物について簡単にご紹介いたします。 “単衣”の着物とは・・・ 袷・単衣・夏物などの言葉を耳にすることがあると思いますが、単衣とはどのようなものでしょうか? ここでキホンをチェックしましょう。 ●着用時期:6月・9月 基本は1年を通じて2か

キモノノキホン・半幅帯

浴衣に合わせる帯と言えば、半幅帯を思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。 紬や小紋の着物に半幅帯を合わせて気軽に楽しまれている方もいらっしゃいますよね。 最近では様々な半幅帯の結び方も増えていて、楽しみも広がっています。 今回は半幅帯のキホンを簡単にご紹介いたします! 半幅帯とは・・・? 『半幅帯』という名前の通り、袋帯や名古屋帯の幅の約半分に作られている細い帯です。 帯の中ではカジュアルな帯として分類されているので、浴衣はもちろん小紋や紬にも半幅帯を合わせることが

キモノノキホン・名古屋帯

袋帯に続き、今回は名古屋帯。 聞いたことがある方や日々親しく感じている方もいらっしゃることと思います。 名古屋帯と言っても種類は様々あり、その分興味深い魅力も多くあります。 ここでは名古屋帯のキホンと魅力をご紹介いたします。 名古屋帯とは・・・? 以前にご紹介した袋帯でも少しだけ登場していた名古屋帯ですが、実はこの名古屋帯も着物の帯の中では『代表格』とされています。 袋帯は比較的フォーマルのシーンに用いられることが多い点に対して、名古屋帯はカジュアルなシーンにピッタリの

キモノノキホン・袋帯

留袖や振袖から、小紋や紬に至るまで着物を着る時に多くの方が『袋帯』を合わされているのではないでしょうか。 着物の歴史をたどると、袋帯は比較的現代に近い時代に作られたものとされています。 華やかなシーンから気軽なシーンまで幅広く親しまれている『袋帯』について今回はご紹介いたします! 袋帯とは・・・? 袋帯は、帯の中でも格式の高い帯とされています。 金・銀の入った華やかな模様で、式典やお祝いの席で使うことが多いです。 またそれだけではなく、金・銀が入らないカジュアル感覚の袋帯

キモノノキホン・御召

“御召”という着物はご存知でしょうか? 着物がお好きな方もこれから着物を始めようという方も…ぜひ知っていただきたいひとつがこの御召です!! 御召も色柄が様々で幅広く楽しめるだけでなく、実は興味深い特徴もあります。 今回はその御召の魅力をお伝えしていきます! 御召ってどんな着物? 着物の雑誌ではよく取り上げられている御召(おめし)ですが、どのような着物なのでしょうか? お稽古などで着るだけでなく、お出かけやパーティーで着る…といった様々なシーンで御召を楽しまれています。

キモノノキホン・小紋

カジュアル着物の代表格『小紋』 気軽に着る事ができて、コーディネートの幅も様々です。 今回は小紋の魅力や楽しむためのヒントをご紹介いたします! 小紋ってどんな着物・・・? これまでも留袖、訪問着、振袖…などをご紹介いたしましたが、 『小紋』という単語だけでも同じように聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。 では一体、小紋はどのような着物なのでしょうか。 〇小紋の格 小紋の格としてはカジュアルの着物に部類され、お稽古着やお出かけ時の街着として普段着感覚で

キモノノキホン・江戸小紋

キモノノキホンでは様々な着物の豆知識をご紹介してまいりましたが、今回は江戸小紋についてご紹介いたします! 「縞」「鮫」「行儀」といった単語を聞いたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか? よく聞く小紋とはまた違った、江戸小紋の興味深いルーツや驚いてしまうような工程と職人さんの技… 分かればわかるほど着物の奥深さを感じてしまいます。 江戸小紋をより楽しめるようなコーディネートも、ぜひ参考にしていただければと思います! 江戸小紋のキ・ホ・ン 江戸小紋とは・・・一体ど

キモノノキホン・色無地

柄がなく、一色で着姿を演出する『色無地』 一度は聞いたことがある方やお持ちの方も多いのではないでしょうか。 「色無地は柄がなく寂しい」『地色が派手で着られない』 などの声をよく耳にします。 ここで今回は『色無地』の楽しみ方も合わせてご紹介いたします。 シンプルな一色染めの着物『色無地』 色無地は、ご覧の通り「白生地に黒以外の一色で染まった着物」を指します。 最大の特徴はカジュアルからフォーマルまで幅広く着ることができる点です。 紋を入れずにお洒落着として色無地を楽しむ