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知らんうちにアドバイスしてたって話

「あの子と付き合いました!アドバイスありがとね!」
長(組んでいるバンドのリーダー)からメッセージが届いていた。一体なんのことだ。ぼんやりした頭で考える。あの子って誰。付き合った、イコール交際、イコール恋愛関係?アドバイスなんてしたっけ。全く記憶にない。

あ、あれや。先日のライブの時、彼は気になっている女の子を呼んでいたんだった。それを他のメンバーと、こっそり眺めていた。「いいじゃ〜ん、可愛いじゃ〜ん」「いけいけ〜」とか適当なこと言ったけど、あれをアドバイスととられたのか。上手くいったならよかった。練習終わりも毎度メッセージ送ってくるし、今回もそうだし。なんというか、律儀な男やな。

昼、ビリヤニを食べに行く。この前食べてから、すっかりはまってしまった。

『どうせ死ぬ三人』を聴きながら請求書の束をさばく。『木綿のハンカチーフ』の歌詞考察をしていた。ずっと好きな曲。最後に木綿のハンカチーフをねだるのは、呪いをかけるためなのでは。別れる時に花の名前を伝えたり、香りを残しておいたり、そういうのと同じなのではという考察に、ほえ〜と思う。

私は『青春歌年鑑BEST30』を聴きながら成長したので、ここらへんの曲には馴染みがある。76〜78年という、限定的な年代なんだけれど。なかでもこの曲は特別枠。幼稚園の頃は枕元にCDデッキを置いて、リピート再生しながら眠りについていた。

当時は「い、い、え〜、あなた〜」と否定する女性の気持ちが分からなかった。なんで?キラキラの指輪もらえるんだよ?てな具合に。今は、分からんでもない。でも、彼の帰りを健気に待っているだけとは考えられないんだよな。あなたがそういうつもりなら、こちらにも考えがあります、みたいな。女性の方が先に気持ちが冷めてしまっている気がするんだけど、どうなんだろう。何にせよ、すれ違いの解消は難しいな、

その後、ハンバートハンバートの新譜などを聴いて過ごす。今から会食。気乗りのしないご飯会を「会食」でまとめてしまう節あり。

※サムネはお昼に食べたビリヤニ。

サポートしていただける日が、いつか来るのかなあ。