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[MBITIOUS HOWON] 歌手、俳優、そしてダンサーイ・ホウォン

Mbitiousのメンバーとして生まれ変わるための戦い<Be Mbitious>から<STREET MAN FIGHTER>に至るまで。ダンスへの情熱で団結し、今では同じ方向に進んでいるMbitiousがプラスマガジンにやって来ました。6番目の主人公はイ・ホウォン。常に諦めず情熱溢れる姿を見せてくれたように今回もまた、真面目な姿勢で誠心誠意、質問に答えてくれたイ・ホウォンのお話をご覧ください。

長い音楽活動と演技キャリアによって知名度を築いてきたため、ダンス分野での復帰が容易ではなかったと思います。新しい挑戦へのプレッシャーはありませんでしたか?
正直、自分ではダンス分野での「復帰」とは考えていませんでした。若くして始めた頃から今まで、ダンスをやめたことも、休んだこともなかったからです。テレビのステージでダンスをお見せする機会が長らくなかったのは事実です。プレッシャーがなかったと言えば嘘になりますが、それよりもたくさんのステージに立ちたいという願望の方が大きかったので挑戦することにしました。


アイドルとしてデビューする前からBKと2o’clockを結成して活動していましたね。その当時イ・ホウォンはどんな人間でしたか?
まずBKとは「Black Korean」の略で「黒人文化を愛する韓国人」という意味のヒップホップチームで、僕たちメンバーを教えてくださった恩師とチームを組んで活動していました。これは人生で初めて職業のようなものについた経験で、好きなダンスをしながら少しでもお金を稼げた点で本当に良い思い出です。2o’clockも同様で、BKに所属しながら一緒にダンスをしていた仲間で結成したヒップホップダンスチームです。今は活動していませんが、クラブ活動のようによく集まって仲良く過ごしています。その当時、僕は歌手という夢を抱いていましたが、ダンスをすること自体も心から愛していました。ダンスをしている友人たちと一緒に、楽しく自由に過ごした時代です。


<Be Mbitious>出演を決めた当初は、周りの心配や反対もあったかと思います。成功してチームに合流して以降、周りの反応はどうだったのか気になります。

まず、僕のために心から心配してくれていた家族や知り合いはもちろん喜んでくれました。Mbitiousに出ている僕の姿が幸せそうだと、皆言ってくれました。「お前の好きなことを、気の合う仲間たちとやれてほんとによかった」というような言葉を。Mbitiousの活動によって、僕もさらに前向きに考えるようになって、運もついてきたように思います。そのお陰で他のこともうまくいっている気がして、最近はずっと気分がいいです。


若い頃からビーボーイとして活動されていましたが、何といっても歌手活動の印象が強いため、<STREET MAN FIGHTER>のダンスに対する称賛があがっても「アイドルじゃないみたい」「完全にダンサーだ」のような、既存のイメージに紐づいたものがすごく多かったように思います。これに対する悔しさはありませんでしたか?
アイドルじゃないみたいという称賛は、僕がアイドルの年齢じゃないからあがったものだと思います。アイドルみたいという言葉も、アイドルじゃないみたいという言葉も、すべて褒め言葉として言ってくださってるのだと思います。いずれにせよ、僕はただダンスだけをする人間ではなく、歌と演技もしていますから。ダンス自体のクオリティに集中するよりは、どうすれば僕がカメラと観客の前でよりかっこよく見えるかを研究している人間なので、どんな言葉も気分よく受け止めています。



それでは、撮影中に聞いた称賛の中で一番記憶に残っているものは何ですか?
放送はされませんでしたが、<Be ambitious>1対1評価ミッションで21人の合格者が発表された後、RAIN先輩が楽屋に来て僕を探してくださったんです。僕を呼んで「すごくかっこよかったぞ」と力強くおっしゃってくれて、その時はほんとに嬉しかったです。残念なことにカットされてしまいましたが。


<STREET MAN FIGHTER>新曲創作振り付けミッションで、チームメンバーの意見によりアーティストの役割を任されましたよね。こんな風に、歌手としての経験が振り付けの分野で役に立つことが、他にもあるのか気になります。
正直、僕は完全なるバトラーでも振り付け師でもありません。それよりは舞台に立つプレイヤー、つまりパフォーマンスをお見せする人間だと思っています。僕の役割を僕もメンバーもわかっていたので、振り付けとディレクティングは他のメンバーが担当して、僕はただお膳立てしてもらった料理に飾り付けをしたようなレベルです。僕にできたのは、言葉通りアーティストの役割でした。どうしたらカメラにかっこよく映るか、どこでダンスを踊ってどこで踊らないか、どんなジェスチャーをするかなどを決める役割だったのですが、こういった部分で僕の経験が微力ながら役に立ったと思います。


そもそもダンスに惹かれたきっかけは何なのか、様々な分野をこなすマルチプレイヤーとして活動しながらもダンスをやめなかった理由が何なのか気になります。
7~8歳のほんとに幼い頃、歌手がテレビでダンスを踊るのを目にしてから、ダンスを好きになったように思います。その後、歌手になりたくて歌に集中しながらも、オーディションでダンスの上手い方たちがたくさん合格しているのを見て、自分も学ばねばと思い実際にダンスを始めました。そうして学ぶうちに、本当にダンスが好きになりました。今も「とにかく好きだから」という理由でダンスをしています。


様々な活動の中で、どんな風に自分自身のバランスを保っているのか教えてください。
以前から様々な仕事をしている中で、プライベートでも仕事でも「ダンスが好きなのか、歌が好きなのか、それとも演技が好きなのか」のような質問をたくさんされました。僕もこんな質問を受けるたび、自分の頭の中がすごく気になったんです。最近結論にたどり着いたのですが、僕はぜんぶ同じくらい好きみたいです。チャンスが来るたびに、心が惹かれるまま選択をしています。ですが演技の仕事をする時や、ダンスステージを準備する時、ひとつのことに時間をすべて費やさなければいけない状況になったとしても、自分のやっている仕事をひとつも諦めたくないと思っています。なのですべての仕事を着実に、バランスよくやりたいという欲があります。今やっているMbitiousの活動は、実を言うと趣味だとも言える気がします。仕事じゃないから軽く考えているというのではなく、メンバーと一緒にいるのが本当に楽しくて心が踊るからです。実を言うと、今日のスケジュールも本当に久しぶりにメンバーに会えるので、メンバーと一緒に遊びに行く気分で来ました。イベントも同様で、ダンスを通してステージで証明してみせるぞというよりは、メンバーたちと楽しい思い出を重ねていくような気持ちで取り組んでいます。



自分から見た、ダンサーとしての自分の最大の強みは何だと思いますか。
今の僕の最大の強みは「学ぼうとする姿勢」だと思います。特に最近はトレンドが目まぐるしく変わるじゃないですか。そんな状況の中で自分のやっていることが一番だと思うよりは、常に自分はまだまだだという心構えで、新しいものを受け入れて学ぼうとする姿勢が、僕の最大の長所であり強みではないかと思います。


普段、ダンスの練習をどんな風に行われているか気になります。
もともとは一人で修行のように練習する時間が多かったです。ですがMbitiousになってからはメンバーとゲームをするように、楽しく遊びながら新しいことを学んで、自由に練習しています。


以前から黒人音楽に格別な愛情を見せていますよね。最近よく聞くヒップホップ音楽があればお勧めください。
つい一昨日映画の撮影が終わったばかりなので、実は最近あまり聞けていません。1980年代が舞台の映画を撮っていたので、その時代の音楽をたくさん聞いていました。最近のヒップホップはインタビューが終わったら聞いてみようと思います。普段よく聞く音楽はキム・グァンソク先輩の「苦しすぎる愛は、愛ではなかったんだ」です


<Be Mbitious>で、いわゆる「ホドリブ」と呼ばれる挑発的な発言で注目を集めましたね。放送の編集やイメージについて心配はありませんでしたか?

僕は普段から計算して発言をするタイプではありません。<Be Mbitious>はサバイバルプログラムだったので、何よりも正直な発言をしようと努力したように思います。ですが、結果的に僕よりも正直な方々がいっぱいいたので、僕の発言が悪目立ちするようなことはなかったような気がします。


放送での活躍を見るかぎり「情熱」というキーワードが真っ先に浮かびます。様々なミッションや苦しい状況でも、情熱を失わない秘訣はなんですか?

当たり前のものはない、何に対しても感謝しなければと心がけているからこそ、一生懸命できているようです。今日もそうですし、すべてのスケジュールが人生で一度しかない機会だと思っています。できる限り前向きに、最善を尽くそうという気持ちだからこそ、情熱的な姿に映るんだと思います。


2022年<Be Mbitious>に立候補した時「最後にステージに立ってから4年が経つ」と打ち明けられましたね。チームへの合流と<STREET MAN FIGHTER>以降、全国ツアーやKCON、海外でのファンミーティングなど様々な舞台でパフォーマンスを披露していますが、これに対する思いをお聞かせください。

以前は空港に向かうのが辛いほど、海外公演をたくさん回って大変でした。しかし兵役期間の2年にコロナまでプラスしてほとんど4年間海外に行けず、海外で公演するというのがいかに大変なことなのかを、今になって思い知りました。4年間ずっと海外のファンの皆さんにお会いしてダンスをしたいと思っていたのですが<STREET MAN FIGHTER>というチャンスを通して、再び海外でステージに立つことができて、本当に楽しく公演することができました。初めての海外スケジュールだったドバイでの公演も、少しハードなスケジュールではあったものの、本当に幸せに公演を終えました。


<Be Mbitious>と<STREET MAN FIGHTER>に出演して一番よかったのはMbitiousクルーに出会えたことだとおっしゃっていましたね。チームの皆さんと活動する中で記憶に残っているエピソードがあったら、お教えいただけますか?

<STREET MAN FIGHTER>の初めの頃、仁川で一週間以上、合宿をしながら撮影しました。1日に2、3時間しか寝ないで、体力的にも精神的にも皆つらい状態だったのですが、我々Mbitiousはその時間にもひとつの部屋に集まって、カップラーメンを食べておしゃべりしながら眠っていました。面白い話、笑える話をしながら仲良くなっていったあの頃が記憶に残っています。


Mbitiousの中でイ・ホウォンはどんなキャラクターですか?
今こうやって一人でインタビューしている姿だけ見たらすごく真面目な印象を持たれると思いますが、実は僕が一番茶目っ気のある方なんです。一種のムードメイカーとして、先ほども話題に出たいわゆる「ホドリブ」を飛ばしながら、メンバーを笑わせる役目を担っています。

Mbitiousとして叶えたい目標、そして人間イ・ホウォンの目標はなんですか?
<STREET MAN FIGHTER>をしばらく撮影して終わったばかりの頃は、色んなことがやりたかったです。せっかくこうしてMbitiousが集まったのだからダンスクルーとしての最高点に到達できるよう、一生懸命頑張って成功しようと話し合いました。ですが1、2カ月経って、オチョン兄さんがMbitiousの活動について、「焦らず、細く長くやっていこう」と言ったんです。僕もこれを聞いて落ち着いて考えるうちに、同じような気持ちが芽生えました。Mbitiousとして何か目標を達成するよりは、ずっと楽しく遊び続けながら、末長く活動できたら嬉しいです。特に僕たちはみんな本業がある状態なので、各自の仕事を一生懸命こなしながら、たまに集まってかっこいい振り付けを作っては公演をするといったシステムなんです。太くも良いですが、それよりは細く長く活動したいです。僕個人としてはMbitiousの活動もしっかりやりながら、自分の音楽も地道にお聞かせしたいし、演技の活動も続けていきたいです。


ファンの皆さんに最後に一言お願いします。
Mbitiousが<STREET MAN FIGHTER>に出演してからはやくも一年が経ちました。Nviousというファン名までできて、応援してくださる方がこんなに増えるとは思ってもいなかったので、本当に感謝でいっぱいです。Mbitiousの活動を末長く続けて、長くご一緒できたら嬉しいです。ありがとうございます!

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