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5月21日 倉敷 美観地区

朝方は相応に強い雨。

例年になく、梅雨らしい日が続く。

まだ5月。


そして昼頃は、一転して、日差しがきつく、朝の服装のままでは屋外は暑い!


そして夕方。雨はあがったが曇天。

すこし早めに職場を後にして、周辺の様子をうかがう。


倉敷民藝館からは、「展示作業をしてました!」といういでたちの元気な女性陣が帰宅の途に。元気があるのが何より!


それにしても人がいない

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観光客が主対象の土産物やさんは、ほぼ閉まっている。

飲食店も、ほぼ閉まっている。


なんといっても、月曜日も年末年始も、大原美術館以上にいつも開いていて、私が、大原美術館の社(員)食(堂)とまで紹介する、「うどんのおおにし」さんも、ついに臨時休業。

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緊急事態宣言発出を前に、大原美術館も閉まることをお伝えがてら伺った際には、まだしばらく頑張ります!とおっしゃっていたが、やはり、このような判断。

岡山県から配布されたフォーマットに従った貼り紙だが、通常の営業日欄が「月曜日から日曜日」なのが、この店の矜持を示している。


閉めるとなった時には、大原美術館まで、わざわざ電話でお知らせもいただいたという。そして、その「おおにしも臨時休業」の一報は、職員間で、LINE送信されたとか。


こちらのお店はは、お休みがないのと、ともかく美味しいので、私も、仕事でいらっしゃったアーティストや研究者をお連れする。

特に、展示作業で数日間滞在するアーティストは、いつの間にか、自ら数日にわたって通うことも多い。

なにしろメニューが豊富。

そして、初日は様子見にふつうの?メニューを注文するのだが、店の中で、誰から、これを頼んでいると、たいてい、翌日にこれを食べに行くこととなる。

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これまでも、観光客が少なくとも、行ってみたら店内全て知り合いというように、地元のみんなが支え/支えられてきたお店。

実際に、おおにしさんが閉まってしまうと、美観地区での我々の昼食の選択はかなり狭まってしまう。


今は、できなことを嘆くより、前提を前にできることを模索するとき。

そのなかで、周辺のみなさんも、大原美術館も、やれることを探し、実行する。時にはそれが閉めるという選択肢なのも、倉敷らしいところではある。

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