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ウルトラマンブレーザー総括部屋

ごきげんよう!F-SPZPです!!

ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突が大絶賛公開中ですね!!

劇場公開作品と銘打ち、ヒットを叩き出し、人気も評価も高くみんなに祝福され、惜しまれながらゴールテープを切るウルトラマンブレーザー。

わいも毎週ウルトラマンブレーザーがあるから楽しかった。

楽しかった。けど、ほんとうにそれだけだろうか?笑

…気づきましたか?
今年もやってきました総括部屋が笑

めんどくさいけど一緒に振り返りましょう!

部屋入りどうぞ!!


ウルトラマンブレーザー THE MOVIE(ネタバレあり感想)

ウルトラマンブレーザーTHE MOVIE 大怪獣首都激突

これだよ!!って感じでしたね!!!

やっぱりブレーザーの映画としては見たかったアースガロンが!!
おれたちがずっと見たかったアースガロンの雄姿がたくさんあったのが!!

よかったよアースガロン!!
お疲れアースガロン!

そうだよおれたちは!!
おまえにずっと勝ってほしかったんだよ!!!

アースガロン!!!
だ い す き !!!!

アースガロンがちゃんと怪獣に勝っている!
オールウエポンファイアでちゃんと怪獣を倒している!!
パージしたユニットでゴンギルガン殴るところなんてさいこうやん!!

最後だってブレーザー光線の独壇場にしないで限界アースファイアとの同時攻撃でちゃんとアースガロンにも勝率を持たせている!!
しかも途中で熱線の色が青から赤に変わる!!!

これが本当になんだろう…
安心感…?安堵感…?

後で書くけど逆にそれが今までやれていなかったテレビシリーズの不安感…?

そうだよね?
アースガロンって怪獣に勝てるんだよね?

映画までそれを実感できていなかったっていったい…?

過労死アースガロンからのOPタイトルロールの流れ、とても好きです。

後はやっぱり国会議事堂!
国会議事堂が怪獣にぶっ壊される!!

マイワンでも結果的には壊されてますけどあれはもう千代田区ごと一撃でごっそりいかれてるからね?

精巧なミニチュアの実物を造って、着ぐるみ怪獣とウルトラマンがその身体をもって建物を壊す様を撮る。

それこそがウルトラマンの強みなのだから。

いやーよく壊れてたよ国会議事堂!
にっぽんの特撮!!って感じだった。
変態が造ったんだろうなあ…(めっちゃ褒めてる)

妖骸魔獣ゴンギルガンも映画で見る前はなんかいまいちピンと来ない名前だな…って思ってたけど誕生の経緯見た後だとこれは間違いなく妖骸魔獣ゴンギルガンだわ……

ドルゴ様の輪っか頭に付いてるんだもん…
全体的にはかっこいいんだけど怪獣のディテールがごちゃごちゃに集まり過ぎて良く見るとゴミ溜めみたいになってるのも"良からぬもの感"がすごく出てますよね。
人間の子供の声で叫ぶのも性格が悪い。
良い、ゴンギルガン…

話しもまあ、最終章的な、ヘビー級の何かがあるというよりかは、テレビシリーズの強敵回ぐらいのテイストで、そこまでぶっ刺さるわけではないけれど逆に言えばいつでも何回でも観たくなるスナック感でいいんじゃない?
ドラマで今までやってなかったことで言うとやっぱり今回は焼肉打ち上げよね…
ゲント隊長が基本的に公私めっちゃ分ける人だから家族と隊員の絡み全く無かったけど
そうか〜映画の最後で家族と隊員みんなで焼肉か〜
いいね………(しみじみ)

とまあそんなところですね。
なんの文句もないすばらしい映画だったと思います。

こういうのでいいんだよ。

だいすきウルトラマンブレーザー

ウルトラマンブレーザー

というわけでここからはウルトラマンブレーザーのシリーズ全体を振り返って行きますけど、まずよかったのはデザイン全般ですよね〜

全部のデザインがちゃんと世界観にハマっていたんじゃないか、モグージョン以外(好きだけど)

銃器のデザインとかはデッカーのときから引き続きのリアリティでいいですね。
そういうのが見たいんよ。

怪獣もどれもいいデザインなんやけどわいはやっぱりバザンガですかね~
キモかっこいいよバザンガ。
甲殻の質感がとてもいい。
虫と魚を足してゴジラ型にしたみたいな、ちょっと水木しげる感もある画風よね。
セグメ様を角度上げた感じ?

海のものゲードス、山のものドルゴも愛くるしくてすばらしい。

ウルトラマンブレーザー

ブレーザーのデザインもよかった。
人の形をした光に人間の遺伝子の二重螺旋が入ったような基本形態も良いし、炎を型どることで定型化し過ぎずに、左右非対称なブレーザーの"無いほう"に強引にならずに寄り添うファードランアーマーも良い。

このデザイン毎週見れるだけでも毎回楽しみっていうのは確実にありましたね。

ウルトラマンブレーザー THE MOVIE 大怪獣首都激突

役者含め登場人物もとてもよかった。
みんなよかったんやけどブレーザーの登場人物を好きになっていくにあたり、とても重要だったのがミナミアンリなんじゃないか、というのを少し語りたい。

われわれ観てる側がある隊員を好きになるとき、必ずアンリ隊員が一歩前に好きになってくれていて、良いところを口に出して言ってくれるんですよね。
エミさんはすごいです、ヤスノブさんはこんなに努力しているのに、アンリ隊員がこう言ってくれることで、視聴者は(そうだよな)って思える。
第3話でゲント隊長が防衛空軍に「アースガロンに場所を空けろ」したときの(かっこいい…)とか最終回でテルアキ副隊長が「ヴァラロンの排除を優先する」したときの(いいじゃないですか…)みたいな小声コメントも効いてるんですよねアンリ隊員。

あとはやっぱりエミ隊員!
ただの女好きって言うな()

違うよモグージョン回の話しだよ!
エミ隊員が幻視したブレーザーと闘う自分自身の姿、あの狂気ですよ。
顔が怖かった(おい)
レヴィーラ回での銃捌きもめっちゃかっこよかったですし、映画でもよかったですよね「おい言い方」

ゲント隊長は基本的にずっと良いんですけど具体的にあげるならやっぱり最終回の涙変身ですよね。
あれは歴史に残る名変身になっていました。

まあそんな感じですよ。
おもしろかったよウルトラマンブレーザー。

本当はうまく行ってたのかウルトラマンブレーザー

ウルトラマンブレーザー

でね??
ウルトラマンブレーザーおもしろかったんですよ。

おもしろかったんですけど、第1話が始まる前にわれわれが想像していたおもしろさがあったわけじゃないですか。
パイロット回まではそれを感じていたと思うんですよ。

でもいつからかなー…
レインボーコウリンとかが出始めたあたりからかなー…

よぎり始めるんですよ…
(あれ?これいつも通りなんじゃね??)って…

いつも通りでいいじゃねえかよ、勝手に期待値上げて何なんだよっていう反論、おっしゃる通りです。

でも今回はわからないんですよ。

映画のパンフのインタビューでは田口清隆はうまく行ってた、思い通りにやれたって言ってるんですよ。

けど映画の制作発表のときに蕨野友也さんは、放送開始前に思い描いていた内容を思うと、夜寝る前に悔しい気持ちになることがあるって言ってるんですよ。

デッカーのときははっきりわかったんです。
今回は坂本田口が暴れ過ぎたのがいけなかったっていうのが。

ブレーザーに関してはその問題は完全に解決していました。

ちゃんと最終回と劇場版がシリーズ全体の最大風速になっていた。

それはすばらしかったですよ。

ただ、そこまでの過程の大筋の物語みたいなものが最終章までほんとうに動かないというか、シナリオに"段階"が無さすぎるんですよね。

提供の時間に出るエピソードのアオリ文で"エミは果たして真相にたどり着けるのか"っていうのが何回かあったじゃないですか。

いくらなんでも自力で何もつかめて無さすぎ。

例えばウルトラマンブレーザーの出身惑星がM421っていう名前の新しい天体なんですけど、どうですかみなさん?M421って名前パッて頭に浮かびますか?自分は浮かばないしいま入力する前に一応ググって間違ってないか確認しましたよ。

ファードランが登場する段階でもうちょっとエミが自力でたどり着くことができる具体的な設定は何かしら用意できなかったんですかね?

ファードランアーマーの初登場、全然エモーション繋がって来なかったですよ…

最終回にしたって結局寺田農を撒いて真相にたどり着くのではなく、ただハルノレツから与えられるだけで終わりって、そんな真相のたどり着きかたある??

さっきわからないって書いたことが何かっていうと、販促とシナリオの折衝でテコ入れが発生したのかどうかっていうことなんですけど、これはもう本当にわからなくて、テレビシリーズの制作発表でキャストが揃った段階でもう既に全て撮り終えていたという話なので、おもちゃの売上を見てテコ入れをする、というのは時期的に無理っぽいんですよね。
あるとしたら制作途中で販促のプラン自体が大幅に変更されたことになるんですけど、そんなことがあるのか…

放送開始前に期待されていたであろう"スパイラルバレード大喜利"、ガチな演出は中〜後半に来るべきだと判断した序盤の監督たちは奇を衒う、意外性を出すことに終始して、そのままニジカガチ戦から後、スパイラルバレードはレインボーコウリン、チルソナイトソードにフィニッシャーの立場自体を奪われます。

ほんとにこれがやりたかったん???

デザインの完成度を見るだにファードランアーマーはおそらく最初から予定がある追加武装だと思うんですよ。

ただやっぱりそこまではスパイラルバレードの演出であったり、アースガロンが勝つ闘いがあったりとか、そういうのを目指していたはずじゃないんですかね?

アースガロンの追加武装だって玩具になっているわけなんだから、その線もあったはずですよね?

怪獣のソフビに力を入れて新規怪獣をたくさん出し、アースガロンは力の入ったアクションフィギュアを造り、それを売るっていうのが本来ならアースガロンの勝ち星ってもっとあって然るべきだと思うんですよ。

でも結果的にアースガロンは勝たせて貰えず、スパイラルバレード大喜利はフェードアウトしてブレーザーにはパワーアップが施されることになった。

アースガロンが勝てないことでSKaRDに圧力を掛けていたハルノレツは途中で一線から離脱して、隊員たちは罰ゲームかのごとく扮装して寸劇を回らされることになる。

ウルトラマンブレーザーまじでこれなん????

当初のプランでは追加武装で怪獣を倒せるようになるのはブレーザーじゃなくてアースガロンだったんじゃないん??

最終回と劇場版で頑張るアースガロンをたくさん観られたからギリ救われてますけど、テレビシリーズ観てるあいだはずっとテコ入れの気配を感じてましたよ?

だいたい思い通りにできたって言ってる田口清隆にしたって「ブレーザーは明確には完結させませんでした。みなさんの声があればいつでも戻って来れます」ってさあ、

それ明るくポジティブに「ウルトラマンブレーザーはやり残しました」って言ってるだけやんけ!!!

第2期とTHE MOVIE2楽しみにしてるからな!!

おわりに

ウルトラマンブレーザー

まあいろいろ言いましたけど結局ウルトラマンブレーザーはおもしろかったよ!!

なんかの形でまた映像作品として帰ってくるなら死ぬほど楽しみにすると思うし何より毎週土曜のごぼうびとして最高だった。

ありがとう!だいすき!

これで許して笑

では、まったね〜

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