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もりぞー生活

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日々の雑記です。とりとめもなく書きます。 (2017年10月〜)
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#雨

雨はすべての輪郭を曖昧にする

「過去は尊いものね」とInstagram を寝ぼけ眼でスクロールしながらふと思いいたる。「今日はなんだか眠れない」からと、『コインロッカー・ベイビーズ』を読みながら眠りについてたものの、就寝してから1時間で目が覚めてEli Keszlerを聴きながら気持ちを沈める。Eli Keszlerは本当にマッサージを受けているみたいに音を重ねてくる。それでいてメロディーという芯がまっとうにあるからすぐに耳にとけこんでいく。 ふとした一瞬が、やけに目にやきついて離れないということがある

雨降りの日に。

雨の降る日が昔から好きだった。 もちろん、どんよりした雲のせいで日にあたれないということは、あいにくなこと。それでも、しとしとと降る音は、なんだかあたたかいお茶を飲んでいるときのように、ゆっくりとした気持ちになるし、とくに屋内で、部屋とかにいて聞いているときはずいぶんと心地がいい。 昔の雨の記憶で思い出すのは、いつだって外は雨の降る中、部屋で横になりながら、ラジオを聴きながら、本を読んでいるときのことだ。 そう、ちょうど今は外で雨が降っている。新しい部屋に引っ越してきて

もりぞー日記 #14 『リレー・リレー』

あの日はぐるぐると どうしてという問いが生む問い 気づけば雨 分かったような気と分からなかったような気 最寄り駅に悩んで立ち往生 30mおきにできるコンビニリレー 自動車事故の夢 弱さがほめられるなんて モンゴルのキーホルダー 「カラオケに行きたいね」っていう今年の至上命題 僕らは乾けない世代だ デニムでひきしまる朝 またやってくる台風 どうしてという問いが出ないときはつらい せめてあの人のせいで雨だなんてことがないように明日は晴れてほしい 意図せずつづくリレー 気づけば今日

もりぞー日記 #6 雨の日という至福の時間、「雨ごい」の記憶

雨の日が続きますね。実は雨、けっこう好きなんです。「至福の時間は?」と聞かれたら、「雨の日に部屋で音楽を聴きながら横になっている時間だ」、と3番目までには答えているはずだ。 しとしと、しとしと。水の音っていうのはとんでもなく心安らぐもので、だから川のそばや海沿いにでも住んでみたいなと思うほど。 雨の日と言えば、いろいろな思い出がある。いつだったか、傘を忘れた学校の帰り道に、降り出した雨に打たれて、「ええい、そのまま濡れてしまえ」と家の前で雨の中で水たまりの中で跳びはねて遊