「いつかどこかで出会えるかもしれない誰か」のために
僕はそれほど書きたいから書いているわけでもなく、届けたいから書いているわけでもなく、自分を知ってもらいたいから書いているわけでもない、どうにも稀有な人種らしいです。もちろんちゃんと書くときの方が人生の割合ずいぶん多いのです。僕らが「言語」を介して何かを伝えたり、理解したりしている限りは、必然的に「書く」「言葉にする」「文字にする」ことに価値が生まれます。とあるコンサルタントの人が「僕らの仕事はつまるところ、言葉にしてあげることだ」と聞いたとき、「たかだか言葉にしてあげる、では