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もりぞー生活

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日々の雑記です。とりとめもなく書きます。 (2017年10月〜)
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2018年11月の記事一覧

「あたらしい」を、紡いでいくということ

「もう話すことはなくなった」となったときにセットで思い出すことがある。小学校のときに「世界でこれだけの歌が、何百年もの間歌われていて、ヒットソングはまあ似ている曲も多いし、あと10年もしたらみんな『あたらしい曲なんてもうつくれません!』ってなってるんじゃないかなあ」なんておもっていたことだ。 あれから10年。ついぞ(そして幸いにも)そんなことはなく、新しい曲は次々と生まれ、そしてまた新しいバンドも次々と生まれている。 「話すこと」「書くこと」についてもそう。「すでに世界の

雨はすべての輪郭を曖昧にする

「過去は尊いものね」とInstagram を寝ぼけ眼でスクロールしながらふと思いいたる。「今日はなんだか眠れない」からと、『コインロッカー・ベイビーズ』を読みながら眠りについてたものの、就寝してから1時間で目が覚めてEli Keszlerを聴きながら気持ちを沈める。Eli Keszlerは本当にマッサージを受けているみたいに音を重ねてくる。それでいてメロディーという芯がまっとうにあるからすぐに耳にとけこんでいく。 ふとした一瞬が、やけに目にやきついて離れないということがある