沙魚

地方の片隅で、 猫と一緒にひっそりと生息中。 50歳代最後の年、心の断捨離。

沙魚

地方の片隅で、 猫と一緒にひっそりと生息中。 50歳代最後の年、心の断捨離。

最近の記事

忘れられない先生

娘に聞くと、就学前のことは全く憶えていないと言う。 ちょっと不思議な気持ちになる。 アタシは結構、記憶に残っている。 2歳半の孫がいるけど、この子が大人になったとき 今、起こったことを憶えていると怖いけど。 通っていた幼稚園は、お寺が経営していた。 園長先生は60歳代くらいの温厚な紳士。 婦人は、スネ夫のお母さんのイメージが 一番近いかなと思う。 朝は出席ノートにシールを貼ることから始まる。 要領の悪いアタシは、違うページを開けていることに気づかず モタモタしていた。 気

    • お猫さまとアタシ

      実家にいたころは、常に猫がいた。 田舎だし、当然外飼いだった。 怪我をして帰ることもあれば、 外泊して2.3日帰らないことも、あった。 動物病院が無いから、去勢避妊もされてない。 大人たちは、産まれた子猫や子犬を平気で棄てていた。 そして、犬や猫は拾ったり、もらってくるものだった。 小学生のとき、拾った錆の子猫を飼い始めた。 学校から帰ってきて、家にいたら 弟が泣きながら駆け込んできた。 涙でぐしゃぐしゃ。 動揺で歪み、笑っちゃうくらい不細工な顔。 「猫が車に轢かれて死んで

      • 通勤用かばん

        歳をとると、なんでも軽いほうが良い。 通勤用に使っていた、かばんのファスナーが壊れた。 通勤用のかばんの中身は、財布やスマホ、ユニフォームにおにぎり。 お茶の水筒に、エコバッグ。定期券。 ひとつひとつは軽いけど、合わせると結構重い。 新しいものを探すけど、なかなか気に入ったものが見つからない。 しょうがないので、ファスナーが壊れたバッグをそのまま使っていた。 靴店の棚に、可愛いリュックが展示してあった。 オフホワイト。 ポケットが多い。 何より軽いし、お値段も消費税分が

        • お猫さまとアタシ

          猫を飼っている。 震災の前年から飼い始めたので もう、12歳になる。 1歳前に去勢したので、 いつまでも子猫のような、おぼこい顔だ。 気分も子猫のまま。 尻尾を高々と持ち上げ、お尻の穴を見せびらかして甘える。 子どものころから、実家では猫を飼っていた。 ペットとしてではない。 田舎の漁師町では、当たり前だったと思うけど ネズミ除けのためだ。 古びたボロボロの屋根裏では、よくネズミが運動会をしていた。 猫を飼っているお宅は多かったけど、野良ネコも多かった。 漁師町だから、猫が

        忘れられない先生

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          野の花

          野の花

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          生理と更年期

          更年期は閉経前後5年のことらしい。 だったら、アタシの更年期も、もうすぐ終わり。 内臓が引き攣れるような生理痛。 頭痛は、ものごころついたころから悩まされていいた。 急に目の前に横断歩道のような縞々が現れたり、 視界の下半分が見えなくなったりすると、 窓のない室内にいても 「今雨が降り出したんだな」と、わかった。 ほぼ10割の正解率だったけど、全然ありがたくない。 30歳過ぎてからは、生理の2日前に必ず来る 特有の頭痛が、アタシを悩ませた。 鼻の付け根か

          生理と更年期

          はじめまして。

          2月で59歳になりました。 撮ること、書くこと、作ることが好きです。 書くことで脳内の整理と断捨離。 歳だからと思わず、新しい自分を発見したい。 そんな思いで、始めます。

          はじめまして。