家の本を電子書籍化するロード

家の本を電子書籍化するロードを登り始めたばかりなのだがここまでの流れ、変遷を説明すると次のようになっている。

1.もともと本を読み終わったらすぐ捨てるか売るかしていた(部屋がだいたいワンルームなので、本をそんなに何千冊も置いておけないので)
2.必要な時は買いなおすスタイルでやっていた。年間の書い直し費用はだいたい5万円ぐらいなので、それぐらいなら場所代よりその方が安かった。
3.だが本の原稿を書いている時に5万円を遥かに超える分量の本を買い直す必要にかられ、このままの運用ではコスト的にマイナスだと判断。
4.かといって家に本を全部置いておくこともできないので電子書籍化を決意

そこで電子書籍化するにしても大きくルートとしては裁断してスキャンするやり方と、非破壊型で行くという選択肢がある。今回はとりあえずは非破壊型から試してみるか、とCZUR Shineというスキャナを買って試してみた。

いくつか理由はあり、裁断機とスキャナを持っておくには家が狭いこと。非破壊型のスキャナであれば小さいこと。また、本が残っていれば当然だがなかなかいいこともあるのはいうまでもないだろう。売れるし、そのまま読むのも当然だができる。であれば、非破壊型でいけるならそのほうがいい。

で、実際このCZUR Shineを使ってみた感想なのだけれども、これがなかなか悪くない。自動補正はかなり優秀で、ぱっぱぱっぱとかなり適当にスキャンしてもぜんぜん読める精度で読み取ってくれている。思っていたよりも素晴らしい。ただ覚悟していたとはいえしんどいのは、薄い雑誌などなら楽なのだろうけど、僕がスキャンしたいような300、400ページを超えるようなハードカバーの本をスキャンする場合、1冊あたり30分近くかかることだ。

今回僕ははじめてのチャレンジでなれていなかったこともあるが、ある程度動作確認をしてやり方を把握した上で、クライミングアニメーション作品である「いわかける!- Sport Climbing Girls -」を一話から流しはじめてやったのだが、5話が終わったタイミングで3冊しか電子書籍化が完了していなかった。ノンストップでやったわけではなく疲れたので休憩も10分ぐらいはさんだが、効率は決していいとはいえないだろう。23*5で115分、2時間ぐらいかけて3冊しか終わっていないわけで、慣れていないことを加味しても、400ページ超えの本で一冊30分を切るのは難しいんじゃないかなあ。

精度自体はまったく問題ない。僕も買った本をすべて電子書籍化したいと思っているわけではないからこれでも問題ないといえば問題ないんだけど、僕の人生はこんなスキャンを黙々とやるためにあるんじゃねえよ、という気になってきた。結局スキャンしてなかったとしてもせいぜいソシャゲの周回をしているぐらいだからいいっちゃいいんだが、これはこのまま使うとしても、裁断型の自炊も試してみよう、と何買うか物色しているところである。

まだ僕の自炊道ははじまったばかりだ。

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