記事が燃えているのか燃えていないのか当てゲーム

誰にもいってないのだが、よく「ある記事が燃えているのか燃えていないのか当てゲーム」を勝手に開催している。たとえば、今日だか昨日だかのはてなブックマークの人気記事一覧の中にこういう記事があった。

ネットを巡回していると時々「燃える余地のある記事タイトル」と出会うものだが、これはその一つである。人間を何らかの類型にカテゴライズし(貯金が少ない人)、それを何らのマイナスの要因と因果関係を結ぶ(家が散らかっている)。これを統計的に示したデータも存在しないだろう(記事タイトルしか読んでいないから、見ただけではわからないが)。

つまり、印象論で特定カテゴライズの人間を「下げ」ているわけで、これは完全に燃えそうな案件にみえる。とはいえ、タイトルでいくら釣っていようが中でリカバリーはいくらでも可能である。なので、実際には中を読むまではわからない。中で何重にもタイトルの結論を導き出す前に「私個人の感想ですから」と入れていたり、実は何らかの根拠があることもある。完全なる印象論に過ぎずとも、それほど言葉を荒くせず、柔らかく書き、それが大勢の人の印象と一致するものであればそれほど燃えないこともある。

僕はよくこういう記事のタイトルをまずみて、その後本文を読み、はてなブックマークコメントの論調を予測し(燃えているか、燃えていないかという2つのケースに分かれることはあまりなく、大抵すべての意見がまばらに存在するが、偏りはある)て、あたったかどうかで遊ぶのである。

上記の記事はタイトルは可燃性が高く、中を読めばそれを示すデータはなく、著者の経験則がすべての根拠になっているが、20年のFPの経験則に自分なりのロジックを付与していること、言葉はおだやかで必要以上に下げてもいないことから「6〜7割が批判コメント(何のデータもない主観的感想にすぎない! とかこいつ間違っている! という罵倒など)で、4〜3割程度がこれわかるわ〜(自分がそうだからこれは正しい! 自分の周りの人をみてもそうだわ、など)」の意見なのではないか、と事前に推測してみた。

僕の推測があっていたかどうかははてなブックマークのコメント欄などをみて確かめてもらいたいところだが、こういうシミュレーションと答え合わせを繰り返すことである種の「ある文章・記事にたいする人々の反応の予測精度」は少しずつ上っていくような気がする。もちろん、はてなブックマークにははてなブックマークの、ツイッターにはツイッターの、ヤフコメにはヤフコメの、とそれぞれの民度・文化があるのであって、そうした文化圏ごとに反応はまた異なってくるものなのだけれども。


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