好きなSF小説の表紙イラストレーターをずらずら並べる
SF小説の表紙イラストにはお〜これはすご〜いと思うものが多い。なので最近凄いと思ったSFの表紙を書いているイラストレーターとかを適当にあげていこうと思う。僕は基本的に本は全部電子書籍があるならそれで買うが、素晴らしい装幀だとそれは紙の本で持っていたくなる。中身を読むためではなくて、そのもの自体がほしいから。
Jaime Jones
たとえば最初はこの『帝国という名の記憶』。Jaime Jones氏が担当で、この人はめちゃくちゃたくさんマジック・ザ・ギャザリングのイラストを描いている人でもある。ちなみにマジック・ザ・ギャザリングも様々な世界観を表現するためにたくさんの凄腕イラストレーターが参加していて、あるパックには日本イラストレーターがたくさん混じっている回もあったりする。ファンタジィやSF的な世界観のイラスト好きにはMTGイラストは外せない。
緒賀岳志
続いて飛浩隆の『零號琴』のイラストを担当している緒賀岳志氏もSFのカバーアートをたくさん手掛けていて、どれも本当に凄い作品揃いだ。この『零號琴』カバーアートの浮遊感も凄いが、重力を操る少女のゲームである『GRAVITY DAZE』のコンセプトアートの重力を感じさせる表現も本当にすごかった。個人的に緒賀岳志カバーアートで最初に度肝を抜かれたのは大英帝国蒸気奇譚だが、これも素晴らしくて最初みたときは本当にびっくりした
富安健一郎
あと忘れちゃいけないのが富安健一郎氏。SF小説的には天冥の標や三体など、大作にふさわしい風格のカバーアートを与えてくれている。三体や天冥の標のスケール感をよくもイラストに落とし込めるものだ。天冥の標は作品の中身よりもまずそのタイトルと上下巻の表紙にズドンとやられたもんな。これからすごい話がはじまるんだ!! という。
Rey.Hori
あと早川の本でグレッグ・イーガンや林譲治など重要どころをたくさん担当しているRey.Hori氏も外せない。『星系出雲の兵站』のようなタイプのカバーアートから『ネクサス』のようなタイプまで色々とこなす。僕は素人だからどういうふうにいったらいいのかよくわからないんだけど、SF小説の中にあるものをリアルに実体化させる造形が本当にすばらしいんだ。
あとは当然忘れちゃいけない加藤直之氏。グイン・サーガや銀河英雄伝説、宇宙の戦士のような伝説的作品から最近まで東京創元社早川書房で新作のしごともバンバンこなしている。一番最近で印象に残っている仕事だと『宇宙へ』『火星へ』の二作品かな。
と、一人一人書き出していて思ったがこれちょっときりがないな。ミリタリーSFのカバーアートを書いている人にも宇宙船などを描く必要がある関係上、凄まじい人が多いんだ。たとえばevilvit氏はこんなものを描く人が!! とはじめて見たとき衝撃を受けたし、最近だと『伝説の艦隊』のカバーなどを手掛けているumegrafix(ウメグラ)氏とかね。
もちろんマルドゥックや虎の寺田克也に裏世界ピクニックのshirakabaに……ちょっと仕事の休憩中に書いているのでいったん止めておくが第二弾記事を書くかもしれないな。
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