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Atari2600:Amidar

ゲームタイトル:Amidar
販売:ParkerBrothers
種別:サイドビューアクション
発売年:1982年
カートリッジID:PB-5310

1.ゲーム概要

このタイトルは、1981年にコナミから発表されたアーケードゲーム「アミダー」のAtari2600への移植版である。移植と販売はParkerBrothersによって行われている。

電源を入れリセットボタンを押すと、ゲームが開始する。なお、元のアーケードゲームでは奇数面と偶数面でゲーム内容が変わっており、奇数面ではパックマンのようなドットイート系のゲームで、偶数面では面取りゲームとなっている。ただ、本作では、操作キャラや敵キャラが変わるのみで全ステージが面取りゲームとなっている。

奇数面での操作キャラはゴリラとなっており、謎の部族から逃げながら面取りを行う内容となっている。画面上の各通路の端と端を通過すると、そのラインが塗りつぶされる。ここで注意なのは、通路の途中で引き返すとその通路は塗りつぶされないという点。あまり焦って動くと塗りつぶされないことがある。また、各通路の長さでスコアが決まっており、最短線で1ポイント、最長線で6ポイントとなっている。

区画の周囲をすべて着色すると面制圧完了となる。この調子ですべての区画を制圧する。

なお、四隅の区画をすべて塗りつぶすと、敵がなぜか鶏に変化する。パックマンでいうところの、パワー餌状態に近い。鶏を確保すると100ポイント。

なお、もう一つの救済処置として、ボタンを押すと敵が一定時間黒い影になり通り過ぎることができる。特に後半は敵の人数が増えたり、速度が上昇していくので非常に有用。

すべての面を制圧すると、偶数面に到達する。偶数面も基本的に面構成は変わらないが、操作キャラクターがペイントローラーに変わり、敵が豚に変わる。本来では、このステージのみが面取りゲームである。ローラーで色を塗るという点では最古のスプラトゥーンか?

なお、面を重ねていくと敵の数が6人になり、移動速度も速くなっていく。3人用意されている残機数を消費するまでゲームは続いていく。

2.総評

★★★★☆
グラフィックのレベルは大幅に落ちており、ステージ構成なども変化しているがゲーム性自体はかなり頑張って移植されている。最初は難しいが、やりこんでいくと敵の動きのパターンもある程度読めるようになっており、白熱したゲーム進行となる。もう少し希望を言えば、アーケード版と同様に面ごとにゲーム内容が変更されている部分も移植してほしかった。
以下プレイ動画


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