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ATARI2600:PAC-MAN
ゲームタイトル:PAC-MAN
販売:ATARI
種別:ドットイートアクション
発売年:1982年
カートリッジID:CX-2646
※本記事は基本的に無料で読めます。
ゲームマニュアルを有料部分で公開してますので、興味ある方はどうぞ。
1.ゲーム概要
NAMCOから1980年にアーケード向けにリリースされた「パックマン」のATARI2600への移植版。ATARIやゲーム業界に詳しい人なら御存知の通り、某E.T.に並んで曰くつきのタイトルでもある。なお、カセットやパッケージのキャクターデザインを行ったのは日本人デザイナーとのこと。可愛らしいデザインなのはその影響だろうか。
ゲームを起動すると、デモ画面が流れ始めるが、いきなりの本家との乖離に当時の人は驚いたことだろう・・・。なお、パックマンと他のモンスターが写っていないように見えるが、プログラムの関係上すべてのキャラクターを点滅させながら同時に表示させているため、画面ショットを取るとこのようなことになる。
リセットボタンを押すとゲームがスタートする。非常に不快な高周波SEが流れるが、恐らくアーケードでのスタート時のBGMを再現しようとしたのだろう。
移植元と同じくドットイートのため、プレイ感覚は変わらないが、モンスターのパターンやそもそも色分け(性格分け)が再現されておらず、パックマンをひたすら追いかけるのみとなっている。また、前述の通り、キャラクターは点滅させながら同時表示されているため、非常にちらつきが激しい。
なお、色分けが再現されていないせいか、ATARI版ではモンスターは一色のゴーストという設定に変更されている。
パワーエサ(ATARI版ではパワーピル)はあるため、モンスターを捕食することは可能。捕食時のポイントの倍数は20ポイントから2倍ずつ倍増で4体目で最大の160ポイントとなる。
フルーツが表現できなかったためか、何故かビタミンピルという謎のアイテムが出現するが、扱いはフルーツと同じ。初めてプレイした際は、マニュアルがなかったので、なぜ「チーズおかき」があるのか不思議に思っていた。
本家と異なり、1ステージをクリアすると1UPする仕様となっている。
2.総評
★★☆☆☆
ATARIにしてもあまりに移植度が低いため、パックマンとして見た場合は非常に低い評価を付けざるを得ない。ただ、発売当時のドットイートタイプのゲームとしては並の出来かと思う。一方で、当時の人も大ブームとなっていたパックマンを家庭で遊びたい一心で購入したはずなので、本当にがっかりしたことだろう。なお、このタイトルの発売もATARI没落の一つの要因となってしまったことも、後年考察されている。ゲームとしては遊べなくもないので、ATARI2600を持っているユーザーは所有していても良いのでは。
以下プレイ動画
3.おまけ
ここではゲームマニュアルのデータを公開しております。
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