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やさしさ

 今回の部員日記は、理工学部3年 宇津木陽太が担当させていただきます。

 先日、入替戦が行われ、弊部の三部降格が決定いたしました。非常に残念な結果ですが、ここで必要以上に落ち込まないことが大事です。パパッと切り替えて、次の目標であるインカレベスト16に向けて、心技体のレベルを高めていきたいと思います。


 さて、本日は「やさしさ」について、常日頃考えていることをお話しできたらと思います。

 この言葉は、いたるところで目にしたり耳にしたりします。僕も、昔は父親によく「人に優しい人間になれ」と、耳にタコができるくらい言われ続けました。今現在、そんな人間になれているかはわかりませんが、、、

 「やさしさ」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?「慰める」や「励ます」、「あえて怒る」など、「やさしさ」には沢山の表現の仕方があります。

 これらのさまざまな行為は、すべて同一の「やさしさ」を表しているのでしょうか?ニュアンスの違いはあれど、これらはすべて相手のことを第一に考えての言葉だと思います。おそらく、時と場合によって表現が変わってくるはずです。

 少し難しいのは、時と場合によって変わってくる表現のなかで、意図としての「やさしさ」、つまり相手のことを第一に考えているということが、言葉の受け手にちゃんと伝わるかどうかというところです。

 「慰める」や「励ます」ならまだしも、「あえて怒る」という表現は、受け手に誤解されやすい印象があります。ただ、その一方で、「あえて怒る」というのは最大限の「やさしさ」を相手に伝える方法です。怒られる側、つまり受け手の人は、そういう側面もあることを頭に入れておかなければなりません。

 よほど相手のことを考えていなければ、相手のことを「あえて怒る」ということはしません。

 受け手が「怒る」の中の意図を、正常に読み取れる組織が強い組織だと、個人的には考えています。さまざまな言葉の中に見え隠れしている「やさしさ」を読み取るには、相手のことを信頼することが重要です。
 何事に対しても愚直に、誠実に取り組めば、信頼というのは勝手についてきます。

 部員の皆さん、日頃からみんな懸命に練習に取り組んでいます。
 全員が、全員のことを信頼しているはずです。
 つまり、言いたいことを、もっと言ってもいいのです。

 最後に、THE BLUE HEARTS の「人にやさしく」の歌詞の一部を引用して、この日記を締めさせていただきます。

やさしさだけじゃ 人は愛せないから
ああ なぐさめてあげられない
期待はずれの 言葉を言う時に
心の中では ガンバレって言っている
聞こえてほしい あなたにも
ガンバレ!

 どんな言葉の中にも、相手のことを第一に思っているという思いが込められているのです。

 もっと「やさしさ」、出してみませんか?


 長く拙い文章でしたが、最後までお読みいただきありがとうございました。


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