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もう少し、歩く前の話を。

歩き方とタイトルに書きながらなかなか歩き方にならないな~と思っているあなた。

正解です。

歩く前のあれこれがいろいろとあって、「足をどう置く」「腕の振り方」や「重心が」なんてことを語る前に考えておくべきことがあるからです。

まず、用具としてのシューズ(登山靴)を書きました。
目的に合ったシューズと適切サイズを選ぶこと。目的とは自分のしている登山のカテゴリーは何かということですが、これも話し出すとマガジン1冊くらいの情報量になってしまうと思います。

まず、日本で行われている登山というスタイルはほとんどがハイキングカテゴリーであること。上級モデルが一番良い登山靴ではないこと。歩行向きの登山靴がほとんど売られていないこと。日本人の足型に合わせた登山靴は単なるぶかぶかの長靴のような登山靴であることが多いこと。ソールやアッパーが柔らかいシューズを日本人は異常に好むこと。シューレースを登り緩め下りきつめで結ぶことが間違っていること。足の長さ実測値に対してワンサイズ上といったサイズ選びが間違っていること。自分の足が甲高幅広と思い込んでいる人が多いこと。・・・・・。

歩く前に登山靴のことでこれだけ記事にできてしまう情報量!
数キロ離れた郊外のショッピングモールに行くためのコンパクト車が欲しいのに、ショップで店員の言われるがままにF1マシンを買ってしまう方が本当に多い(笑)。

どんなシューズで歩いてもいいんです。好きなカラーやモデルを選んで山を歩けばいい。長靴が好きなら長靴で歩けばいいし、地下足袋もけっこう。歩き方も人それぞれ、山の楽しみ方も人それぞれでいいと思っています。

ただ、好きなシューズで歩いたら、店員が言われるがままに登山靴を購入して山を歩いたら足が痛くなる、つま先や膝が痛くなる、ソールが滑る、下山が苦手などの症状を口に出す歩き方に悩みを抱えている登山者が多いので、ここで正しい山歩きにまつわる本当の話をしようと思ったわけです。高価な登山靴なので自分の購入動機を正当化したくて、悩みを口に出せない方もたくさん見てきました。

さて、次回からは歩きに関係する体の動きなどについて話してみようかな。







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