No.002 plenty

plenty

2017年、解散

ずっと大好きなバンド。この書き出しを2回目にして使ってしまうのかと、この先どうすんだと言われても構わない。それくらいに愛おしいバンドがplentyだ。

私が高校生の頃に出逢い、号泣した曲がまずコレだ。

https://youtu.be/XGcg8kixFHk?si=-YwLPRoFawWv8SDZ

"明日からはこの僕がみんなの王様/大した理由なんてないよ自ら嫌われ役になる"

サビ前でこんな事歌われた時、私は思いっきり頬を打たれた気分になった。
仲良い人は多いはずだ。嫌われてる理由はあまり無いはずだ。そう思い込む為に、その理由を裏付ける為に誰に対してもいい顔する事を徹底していた学生時代、この曲は救わずに容赦なくぶっ叩いてきた。

ふざけんな、なんなんだこのバンドはと逆恨みにも程がある勢いでYouTubeで調べ、他の曲を聴いた結果がコチラ

https://youtu.be/H84hZXfs8Eg?si=xzLFTO92BqJ8thkd

ちくしょう、優しすぎるわ。内側の痛みをここまで直接的に可視化(歌詞化)された事が無かった。Vo&Gt.江沼郁弥のあまりにも無垢な歌声が余計に刺さる。

全部を紹介すると、私はきっとYouTubeにある曲全曲のレビューを書くことになりそうなのでここで一旦割愛するが、当時何百回と彼らの曲の世話になった。

ドラマーが脱退、その後しばらくして新しいドラマーが正式に加入してこれから益々有名になるんだろうなぁと思ってた矢先の解散。

「それぞれ個人で活動していくという前向きな決断」との事らしいが、正直かなり寂しかった。

その後、江沼郁弥によるソロプロジェクトが始動。

https://youtu.be/-GWi_lS3Cjo?si=_RmQ-73BgO154Gye

なるほど。この曲を聴くと確かに今までのバンドスタイルとは一転して違うアプローチになってる。それでも独特のノスタルジーな雰囲気や彼の歌声だからなせる表現技法は素敵だ。

Dr.中村一太は活動拠点をベルリンに移動。ギターと2人によるインストバンドを結成し、驚くべき才能を見せつけている。

https://kitchenlegrecordsberlin.bandcamp.com/album/novatron-gabori

こうして、より自由さを求めて彼らの音楽道は続く、、のかと思われたが、江沼郁弥による新バンド結成アナウンスが今年突然に発表!

名前はDOGADOGA(ドガ)
メンバーは江沼含め5人いて、中には元andy moriや銀杏BOYSのメンバーだった藤原寛や岡山健ニの姿も。10月末には音源配信アリとのことでこの激アツ展開は見逃せない!

と、ここまで熱く語ったが、それでもplentyというバンドがいた事、出会えた事、嬉しく思う。
彼らの日比谷野音で行われたラストライブの様子が公式YouTubeに掲載されてるのでこちらもチェックして欲しい

https://youtu.be/H84hZXfs8Eg?si=xzLFTO92BqJ8thkd

最後に、個人的な人生のテーマソングの一つとなった曲から。

"朝が来るまでは僕だけが正義/蒼き日々だけが続いていく"
"今更何を怖がる?独りきりでもいいだろう"
(蒼き日々より)

我が青春時代の支えの一つであった、plentyというバンドに遅れながらも感謝を綴る。

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