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20代のキャリア戦略

転職はサーフィン

私は社会人3年目の25歳の時に転職をしました。
結果論にはなりますが、この時の転職がこれまでのキャリアに大きなプラスのインパクト与えて人生を変えてけれたと言っても過言ではないと思っています。サーフィンで言えば良い波を感じ、最高のタイミングで波乗りができました。その振り返りが皆さんのキャリア戦略の少しでもお役になればと思い私のリアルをお伝えできればと思います。

就活と内定と新卒研修

就職活動は大学3年生の冬くらいからはじめました。世間の流れに沿ってリクナビやマイナビに登録し、訳も分からず50社くらいにエントリーして合同説明会や企業説明会をスケジュールに入れ込んでいくという完全に敷かれたレールの上を歩くだけの就活でした。
そして最も早く内定をもらえたという理由で地元愛知県の企業に就職を決めました。上場企業で社員数はグループ全体で6,000名を超え、新卒の同期も100人以上いるようないわゆる昭和の親が喜んでくれるような優良企業でした。
そして2006年4月、私は営業職として社会人生活をスタートさせました。

入社から2ヶ月は本社で同期と一緒に研修でした。朝は発声練習から始まり名刺の渡し方、電話対応といったマナー講習、工場見学、営業研修等、社会人としての基礎をみっちりと学ばせてもらいました。今考えればこれで給料を貰えていたなんて奇跡だなと思います(笑)
その後、各営業所へ配属されいよいよ営業マンとしてのデビューです。
私が売っていたのは車です。愛知県でトヨタ車を売るという仕事をしていました。ご想像の通り、ここでの営業はそんなに難しいことはありませんでした。法人営業、個人営業と両方ありましたので、平日は既存法人をグルグル回り、土日は個人客の商談をする。コツコツ真面目にやっていれば目標は達成できました。

報酬でのハワイ旅行と転職の決意

そして、社会人2年目に突入しました。
この頃から漠然とではありましたが、このまま”この会社で一生働くことはない”と思い始めていました。

・土日出勤がマストで休みの出勤も当たり前
・特にやることがなくても21時過ぎまでは帰らない諸先輩
・父親よりも年上で話が通じない所課長
・車を売ることより、保険や携帯を売ることに躍起

人間関係にはとても恵まれていました。いつも朝まで楽しく飲んでくれる先輩もいましたし、休みの日もBBQや野球等の社内イベントには積極的に参加したいと思えるような環境でした。ただ、仕事がつまらないとか上司が嫌だとかそういう話ではなくて自身のキャリアを考えた時に、40歳、50歳になって自分がそこで働いているイメージは一切湧かず、自然と転職を考え始めていた自分がいました。

2年目の下期に目標を達成したらハワイ旅行にいけるという社内のキャンペーンがありました。そこでハワイ旅行を掴み取った私は普段あまり交流のない諸先輩と一緒にハワイに行く権利をゲットしました。

そして、そのハワイ旅行が私に転職を決意させました。
海外にも旅行にもあまり興味がなかったのでこれが人生初の海外旅行でした。まぁハワイなのでテーマパークのようなものなのですが、それでもそれまで、高校・大学受験、就職においても敷かれたレールを特に何も考えることなく生きてきた自分にとっては新鮮な体験がたくさんあり、これまで押されたことのないスイッチを押された感覚でした。
そして帰りの飛行機の窓から見える綺麗な海を見ながら転職を決意しました。

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1社目の経験から次の会社選びの軸は明確でした。

・伸びる産業
・市場におけるポジショニング

今考えても、この転職の軸を導き出した25歳の自分を褒めてあげたいと思いますw
このタイミングでのこの選択が大きな波に乗れた一番の要因でした。

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1社目は日本で車を売るという仕事でした。愛知県でトヨタ車を売るというポジショニング自体はその市場においては、とても恵まれている環境でした。ただ、車の性能は上がり乗り換えの必要性は減る。人口現象。カーシェアの時代。どう考えても伸びる産業ではありませんでした。
そこで、2社目に選んだ会社は高齢社会における情報インフラ産業をつくることを掲げている会社でした。ポジショニングとう点では正直未知数でしたが、高齢社会というのはどう考えても課題が山積みの伸びる産業であるということは明白でした。

最終的な決め手はお会いする社員の方々がイキイキとしていて、この人たちと一緒に仕事ができたら楽しそうだ!という直感でした。
そして、その直感は間違ってはいませんでした。社員数はどんどん増えて、一部上場企業となり、16年連続増収増益で今も継続しています。(2019年4月現在)

私は転職という手段によって大きな波に最適なタイミングで乗れました。そこで様々な経験をして、キャリアの資産を築けたことは間違いありません。

まとめ

転職は手段でしかないので、するしないはどちらでもいいのですが、私の経験から間違いなく言えることは20代のうちから自身のキャリアについて本気で考える機会を持った方が良いということです。
社会人を経験して自分の人生にとって「仕事」とは何か?どんなキャリアを描いていくことが自分の人生を実り多いものにしてくれるのか。

例えば、30歳になった時の自分の理想の1日を具体的にイメージして見ることはオススメです。

朝どんな場所で起きて、周りには誰が居るのか?どんな朝食を食べて、どうやって仕事に行くのか?仕事はどこで何をしているのか?昼は誰と何を食べて、夜は何時くらいに家に帰り、夜ご飯な何を食べてどんなベッドで眠りにつくのか?

このイメージの中で『仕事』をどう捉えているかということがとても大切です。

20代で自身のキャリアに向き合うことは人生を豊かにするための第一歩なのです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


最後まで読んでいただきありがとうございます。 少しでも何かを感じてもらえたら嬉しいです^_^