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【積み本解消感想会のコーナー】千歳くんはラムネ瓶のなか 4 本日の章:プロローグ(探した夜空)、一章(放課後プールに裸足のポニーテール) より

継続企画、積み本解消感想会のコーナーです。

本日からは『千歳くんはラムネ瓶のなか 4』からお送りします。

結局続きが気になって二連続になってしまいました。

私の感覚でなんですけど、『千歳くんはラムネ瓶のなか』って『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』にどことなく雰囲気が似てるって思うんですよね。

主人公のひねくれ度合いとかは全然違うんですけど、話のテンポ感とかが特に。

でもどちらにも言えるのはホント面白いってことと、自分もそんな学校生活送ってみたかったなってことですかねぇ。羨ましい!!

雰囲気とか全然違くない?って思う人もいるかもですが、それはそれ、これはこれということで、あくまで個人の感想です。

脱線しましたが感想へどうぞ!

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この先本編ネタバレが入るので気をつけてください。

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「あんただけだった」

俺は黙って先をうながす。

「あんただけが、こんな進学校の弱小チームでも甲子園に行けるって、本気で信じてた」

「……そっか」

「かっこよかったよ」(108頁より)

今回は千歳朔と青海陽《あおみはる》の会話から。

野球でも吹奏楽でも何でも良いんですけど、強豪校に入学して部活をするんじゃない限り、本気の本気で上を目指して部活に取り組む人って多くはないんじゃないかなと思います。

県大会常連!とか全国も行ったことあります!とかなら違うのかもしれませんが、少なくともその心持ちを全員にっていうのは理想論かなって思っちゃいます。

部活動に対する熱量は人それぞれで、だからこそ対立や不和なんかも生まれてしまうでしょうし、口には出さなくても不満はどこかにあるかと。

本来誰も本気で取り組んでない中で真面目に本気で取り組んでいる人っていうのは賞賛されるべきだと思いますし、素晴らしい事だと思うんですけど、それを馬鹿にしがちなのは日本人の(日本に限った話なのかちょっとわかりませんが)悪いところかなと感じます。

スポーツに限った話じゃなくても感じたことありません?

小中学生辺りの頃だと勉強とか真面目にやっている人をちょっとせせら笑う的なあの感じ。

なんかあの人真面目にやってる、ウケる、的な空気感。

そういうのもあって、本気じゃない人達の中で本気でやるのって凄く大変な事なんだと思うんですよね。

だからこそ、例えフィクションでも、上を目指して、夢を目指して本気で取り組んでる姿勢の描写は爽快感があって良いなと思います。

というわけで本日はこの辺りで。

チラムネは一章一章が長くて読みごたえ有る分大変!!

また次回!!




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