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【積み本解消感想会のコーナー】千歳くんはラムネ瓶のなか 3 本日の章:プロローグ(あの日のお月さま)、一章(雨、ときどき、夢) より

継続企画、積み本解消感想会のコーナーです。

本日からは『千歳くんはラムネ瓶のなか 3』からお送りします。

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この先本編ネタバレが入るので気をつけてください。

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高校生にもなって、明確に将来の夢を持っている人間はどのくらいいるのだろう。

幼い頃ならよかった。

仮面ライダーになりたい、プロスポーツ選手になりたい、漫画家になりたい、宇宙飛行士になりたい、アイドルになりたい。

それがどれだけ荒唐無稽な夢物語だろうと誰一人眉をひそめたりしないし、鼻で笑われることだってないから。

だけどこのぐらいの年齢に差し掛かると、将来の夢とはすなわち将来の仕事、あるいは生き方という意味合いを帯び始め、多くの人はその言葉を口にしなくなる。(101~102頁)

今回は千歳朔の一人語りから。

確かに高校生にもなって自分はこうなりたいと思っている人は少ないと思いますし、思っていても発する機会は無いなと感じました。

将来の夢を堂々と語れる人は羨ましいと思いますし、それだけ明確で揺るがない強い意志を持っている証拠でもあると思います。

勿論内に秘めたる想いとして夢を追って行動している人が、自信のない妄想家だなんて言うつもりは一切ないんですけど、やっぱりそれを声に出せる人は凄いと思うんですよね。

自分は絶対公言できないタイプだなと考えてるので。

ただ私は夢への道で成功するかは未知数だったとしても、そんな将来像を探して目指してみることは必要なんじゃないかなと思います。

ある程度精神的にも金銭的にも余裕があるから言えることだろうと言われてしまえば返す言葉もないですが、例えそうでなかったとしても、何らかの目標がやりがいや生活する支えになるんじゃないでしょうか。

そんなことをふと思う文章でした。

次回もまた是非読んでくださいね!


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