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【積み本解消感想会のコーナー】千歳くんはラムネ瓶のなか 3 本日の章:四章(明日の風)、エピローグ より

継続企画、積み本解消感想会のコーナーです。

本日も『千歳くんはラムネ瓶のなか 3』からお送りします。

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この先本編ネタバレが入るので気をつけてください。

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「子供じみてるとしても、ひとつだけ誰にも否定できない真実がある。才能とか運とか努力とかいろいろあるけど、夢を叶えた人は最後までそれを追いかけ続けたってことだけは、共通してると思うんだ」(370頁)

今回は西野明日風の台詞から。

この意見には本当に心の底から同意でした。

俳優さんであろうと作家さんであろうと、今であればユーチューバーであろうともっとありふれた職業だろうと、目指さなければ当然なれないですし、一朝一夕の努力で簡単になれるモノばかりじゃないですよね。

特に名の知れた職業であれば尚のことな気がします。

となると根気はいるし可能性も低いしで父親が心配するのも分かります。

今回のお話では明日風がどこまで本気なのか試すため、安全で期待値の高い幸福を目指す正論で跳ね返していたみたいですけどね。

私もまんまと騙されて、その事実が分かる直前まで頑固な父親だなぁと思っていました。

でも千歳朔に助けられながらも自分の考えを押し切った明日風凄い!

フィクションだと分かっていても頑張れって応援したくなるのが上手い!

とまあ勝手盛り上がっている訳ですが、ここで読んでて思ったことを。

『最後までそれを追いかけ続けた』って言うとずっと求め続けなくちゃいけないみたいに聞こえてしまいますが、それはまた違うんじゃないかと思います。

地に足をつけて生活することも大切だからと、夢を一度は断念してしまっても数年後、数十年後までなりたい気持ちが蟠っていたり、ふとした瞬間に想いが蘇ってきて、再び目指そうとするのも追いかけ続けたことに含まれるんじゃなかな~なんて思いながら読んでいました。

それで大成する人もいるでしょうし、人生何があるか分かりませんからね。

とまあ偉そうなことを言って何も成していない自分が情けなく思えてきました……。

はい!ではこの辺で今回も終わりにしようかなと思います。

正直続きが読みたい気分なので次もチラムネかなぁ?って感じですが、またお付き合いいただければ!!

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