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オーボエパートより「あと8日!」

こんにちは。オーボエパートです!
定期演奏会の本番まで残り9日となりました。

オーボエってどんな楽器?

オーボエは、オーケストラではステージの中心辺りで演奏している黒くて細長い楽器です。先端に植物の葦で作られた「リード」と呼ばれるものを付けて、それを息で震わせることによって音を出しています。オーボエはこのリードの扱いの難しさや、細いところで4mmしかない管の直径に息を入れなければならないことから、世界一難しい木管楽器と呼ばれています。しかし、それに値するくらいに素晴らしい音色を持っています!今回の演奏会でもこの音色を味わうことが出来る曲が揃っているので、ぜひ耳を傾けて見てください!

昨年の演奏会での写真

それでは、各曲について紹介します!

ベルリオーズ/大序曲「リア王」 
大序曲「リア王」では、ベルリオーズがリア王を威厳と不安の狭間にある主題、娘コーディリアを美しく優しい主題で表したと言われています。
この曲では、なんとも言えない美しさを持った後者の主題がオーボエによって演奏されます。中間部にもソロがあったりと、とっても活躍するので注目して聴いてみてください!

川越守/綺想曲第2番
この曲は北大交響楽団の常任指揮者であった川越守先生によって作曲されました。
今回の演奏会で演奏される他の3曲とは全く異なった、独特な雰囲気をぜひお楽しみ下さい!

ファリャ/バレエ音楽「三角帽子」より
この曲は、カスタネットが使われていたり特有のリズムがあったりと、作曲者ファリャの出身国でもあるスペインの雰囲気を味わうことが出来る曲です。
オーボエよりも一回り大きな、イングリッシュホルンの荒々しいソロにも注目です!

ラフマニノフ/交響曲第2番
演奏会の最後を飾るのはラフマニノフ作曲の交響曲第2番です。この曲は約1時間ある曲の最後に到達するまで、聴いていて晴れやかで、すっきりとした気持ちになることはなく、どこかに陰りを持ったまま演奏されます。この、物憂げな雰囲気の中に美しさが潜んでいて、演奏していても言葉にできない感情を抱いてしまいます。4楽章では、それまでのもやもやを吹き飛ばすような壮大なクライマックスを迎え、華やかに曲が終わります。
この曲でも、オーボエ、イングリッシュホルンによって複雑な感情を持ったメロディが演奏されるのでぜひその音色にご注目下さい!

ホール練での写真
写真中の奏者はラフマニノフを演奏します!

本場までの日数も残り1桁となり、団員もより気合を入れて練習しています!是非ご来場ください!

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