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ヴィオラパートより「あと7日!」

本番まであと7日です!!先日最後のホール練を終え、いよいよ本番が見えてきました!
そんな今日は北大オケヴィオラパートからお届けします!

パートはどんな雰囲気??

現在、現役生約15人で活動しています!
演奏会にはOBOGの先輩方も乗ってくださっていてタテもヨコも仲が良く、雰囲気がいいことがパートの特徴です!
ヴィオラパートは変人とよく言われますがそんなことはありません(^^)(^^)
パートでの結束が強く周りからは入りづらい雰囲気と言われることもしばしば……全然怖くないヨ!

春の定期演奏会での集合写真

ビオラってどんな楽器?


ヴィオラと聞いてすぐにわかる人はもしかすると少ないかも知れません。
ヴィオラはバイオリンよりも少し大きく低い音が出る楽器です。人の声に最も近いとも言われ、深い音色が魅力的です。天皇陛下が演奏されているということで知っている方もいらっしゃるかもしれません。
オーケストラの中ではメロディだけでなくリズムやハモリ、裏メロを様々な楽器と共に演奏します。
色々な楽器と合わせる必要があるため、いわゆる中間管理職的なポジションになります。知名度では影の薄い楽器(!?)ですが、実はアマオケでは重職にビオラの人がつくことが多いんです。北大オケの総務も我がビオラパートなんです!練習も総務の仕事もこなす姿はパートの誇りです✨(ちなみにヴィオラ弾きは出世する人が多いらしいですよ!)

そんなヴィオラパートは舞台向かって右手前にいます!指揮者を挟んで1stバイオリンの向かいがヴィオラです。今回の演奏会では是非ヴィオラにも目を向けてみてくださいね!

今回の演奏会の見どころ

既にたくさんのパートが各曲の素晴らしいところを書いてくれているので、「ちょっとマニアックな推しポイント」を書いてみたいとおもいます!


「ニュルンベルクのマイスタージンガー」より前奏曲

曲全体を印象付ける冒頭の和音。今回の演奏会で最初に鳴らす音でもあります。
この和音はC-dur で、C線をもつヴィオラにとって楽器が1番良く鳴る和音なのです。ホールに思いっきり響かせたいと思います!
曲全体を通して、壮大なメロディの中でヴィオラの音色はオーケストラに深みを出しています。高音から低音までさまざまな表情をお届けできたら、と思います。
最初の和音、ご堪能ください!

祝いのために

川越作品の中でも、明るくお祝い感が強いので、100周年にピッタリです!
変拍子と歌のような部分を合わせ持っており、一見難解な部分もあります。ですが、よくよく聞いてみると日本のお正月のような雰囲気の音があったり…と、味わい深い曲です。
秋山先生と川越作品の化学反応を是非お楽しみください!

「交響曲第9番」


たくさんありすぎて絞り切れないのですが…3つご紹介します!

まずは三楽章。
木管楽器から静かに始まり1stバイオリンの美しいメロディが始まります。
その裏でヴィオラは約3小節間にわたりFの音だけを奏でます。
楽譜だけ見ると同音連打なのですが、音楽に安定感を作りつつ、シンコペーションのリズムで流れを作り出しているとても大切な音符です。
そのためヴィオラ弾きにとってこの上なく嬉しい3小節間なのです!

二つ目は4楽章から、あの有名なメロディです。
3楽章までの否定を終え、やっと辿り着いた「歓喜の歌」のメロディをチェロバスがお手本のように示した後にヴィオラが加わる場面。
それまでよりも1オクターブ高くなることで、より喜びへの実感もさらに湧いてきます。
明るく、表情豊かに歌いあげていきます!!

三つ目も4楽章から、「Adagio ma non troppo,ma divoto」の場面。
なかなか見かけない音楽用語ですが、この、「divoto」というのは、神聖に、敬虔にという意味です。
合唱が美しい場面なのですが、実は合唱が始まるまでの間、メロディを担当するのはヴィオラなのです!ホール全体を不思議なオーラで包みむような神聖さを表現できたらと思います!


最後にヴィオラパートから皆さんにメッセージ!

この演奏会に向けてパート一同、(比喩ではなく)朝から晩まで練習をしてきました!
聞いてくださる皆様が、また明日も頑張ろうと思えるような演奏会ができれば嬉しいです!

ホール練にてあと7日!

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