EVシフトと人口密度

EUで合成燃料の絡みでEVシフトの進みが
遅くなっていることは置いておいて、
EVを推進している国と
人口密度の関係を考えてみたい。

パリ協定が締結されたフランス、
パリの人口密度はおよそ20,000人(2020年)。
スウェーデン、ノルウェーなど北欧各国は

スウェーデンが25.419人/km^2(2020年)
ストックホルムが4600人/km^2(2021年)

ノルウェーが14.8人/km^2(2020年)
オスロが1500.16人/km^2(2022年)

イタリアの人口密度は201.0人/km^2(2020年)
ミラノが7549.9人/km^2(2021年)
モデナが57.2人/km^2(2017年)
ボローニャが2759.7人/km^2(2017年)

ドイツの人口密度は233.3人/km^2(2022年)
フランクフルトが3100人/km^2(2020年)
シュツットガルトが3021人/km^2(2020年)

ベルギーが381.2人/km^2(2020年)
ブリュッセルが7558人/km^2(2023年)

ガソリンの価格はオクタン価95で
フランスが216.23円/L
スウェーデンが238.21円/L
ノルウェーが247.83円/L
イタリアが228.97円/L
ドイツが202.53円/L
ベルギーが208.53円/L

ちなみに
レプソルがあるスペインは185.08円/L
BPがあるイギリスは205.98円/L

軽油の価格は
フランスが203.48円/L
スウェーデンが246.62円/L
ノルウェーが226.38円/L
イタリアが203.34円/L
ドイツが188.33円/L
ベルギーが202.38円/L
スペインは170.43円/L
イギリスは216.83円/L

日本は
ハイオクガソリンが174.30円/L
軽油が148.10円/L

電気料金は

フランスが209.00ユーロ/MWh
209.00*144.34=30167.06円/MWh
30167.06/1000=30.16706円/kWh

スウェーデンが家庭用で
0.363米ドル/kWh
0.363*132.78=48.19914円/kWh

ノルウェーが97.09ユーロ/MWh
97.09*144.34/1000=14.0139706円/kWh

イタリアが0.575米ドル/kWh
0.575*132.78=76.3485円/kWh

ドイツが97.59ユーロ/MWh
97.59*144.34/1000=14.0861406円/kWh

ベルギーが家庭用で0.521米ドル/kWh
0.521*132.78=69.17838円/kWh

スペインが0.369米ドル/kWh
0.369*132.78=48.99582円/kWh

イギリスが117.07英ポンド/MWh
117.07*163.91/1000=19.1889437円/kWh

日本の電気料金は120kWhまでで約19円、
300kWh以降は約30円で19~30円
=平均24.5円/kWh

自動車の評論家ではないけれど、
現代は1970年代のオイルショックの
時代と良く似ているという。
日本が昭和51年(51+25=76=1976年)と
昭和53年(53+25=78=1978年)に
日本版マスキー法と形容された
排ガス規制を行ったことを考えたら、
日本は出遅れているわけでは
ないのかもしれない。
むしろ欧州が1992年までに整った
排ガス規制を行っていたわけでは
なかったのなら欧州は焦っているとも
言えるのだろうか。

ガソリン、軽油ともに200円台で
欧州が推移しているのと同時に
電気料金に開きがあるのは
電気自動車は電気料金が安い国
だから出来るのであってこれは
富める者の論理だと言える部分がある。

人口密度も国では小さくても
首都に集中しているあたりは
電力を発電する場所を首都以外に
置いて首都に向かって電力を送っていて
日本とあまり変わらないのかもしれない。

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