見出し画像

HushTug生産工場より〜1月編〜

みなさん、初めまして。
HushTugの川田です。(@HushTug_kawata

HushTugでは僕はモンゴルでのバッグの生産から輸出までの部分を担当しております。モンゴルで生活していて、毎日HushTugの工場で職人や社員とあーだ、こーだ言いながらバッグ作りを進めています。

この度、この週刊HushTugの1週分を担当することになりましたので、僕の担当パートではモンゴル工場の日常を発信していきます。
元々、工場運営などしたことが無い僕がどんな課題に挑戦しているのか、モンゴルでのハプニングなどをゆるく発信していきますので、息抜き程度に読んでいただければと思います。


【モンゴル工場の1月の出来事】

画像1


①みんなで田舎に日帰り旅行したよ
1月11日に社員、職人含め全員と都市部から約50kmほど離れたTereljという郊外の田舎に行ってきました。東京で例えると奥多摩や秋川あたりなイメージです。ウランバートルに住む人や、観光客の方々はそんなに遠くなく、モンゴルの雄大な自然を感じることが出来るのでTereljは観光地となっております。

チンギスハーンの超巨大な像もあります。

ちなみに、モンゴルでは休日の過ごし方の一つとして、良く田舎に遊びに行きます。例えばキャンプや温泉宿に泊まるということはなく、ゆっくり過ごすために田舎のゲルに泊まりに行きます。都会の喧騒から離れてゆっくりと過ごしたいということですね。

今回の日帰り旅行は、僕を含めると32人ほどの人数だったので、1クラスで遠足に行くような感覚です(笑)なのでマイクロバスを借りてみんなで行ってきました。ちなみに僕は別の車で向かったのですが、バスの中はみんなテンションが上がりすぎてお祭り状態だったらしいです(笑)

目的地には昼前に着きました。羊を捌きながらご飯の準備を進めるグループがいれば、雪上バスケットをしているグループもあれば、お酒を飲んで楽しんでるグループもありました。ちなみに僕はチェス大会に参加して、決勝で負けてしまいました(次こそは…)

モンゴルの冬は-30℃まで寒くなるので川は当然カッチカチに凍ります。近くの川で楽しいソリに乗ることが出来ると噂が入りました。僕は「これは犬ぞりに違いない!」と期待に胸を膨らませて行きましたが、犬ぞりではなく“馬ぞり”でした(笑)ちなみに馬ぞりが終わった後に別の人が犬ぞりをやっていました。

夕方くらいになってやっと、みんなで集まって自己紹介を始めました。この“とりあえずやりたいことをやり切った後にまとまる”のもモンゴルって感じが個人的にはします(笑)

その後、“ホルホグ”という羊の肉をまるごと使用した煮込み料理を食べて、お酒を飲んで解散となりました。モンゴルに来たばかりの頃は「何もない田舎に何しに行くの?」という疑問でいっぱいでしたが、何も無いということが良いという感覚が味わえるようになってきました。

②料理人が突然辞めたよ
HushTugのモンゴル工場は食堂が完備されているのですが、食堂で働く料理人を1月の初めに採用しました。その人が2週間ちょいで辞めてしまいました。

20歳のとても若い子だったのですが、上手く職人たちに馴染めていたかったのかなぁと今振り返れば思います。元々引っ込み思案なのもあると思いますが、食堂で働く料理人は一人だけですし、いつも一人でスマホを触っていました。

人が増えてくると、このような組織マネジメント等も考えていかなければいけないので大変だと思っています(モンゴル語話せないし)。


③社員にハイスペックがいたよ
少しだけ日本語が話せる女性社員がいるのですが、その社員は3年間日本の工場で働いた経験があるとのことでした。この事実自体は知っていたのですが、よくよく話を聞くと30人のチームリーダーをやっていたとのことで、びっくりしました。

その時に働いていた工場はアウトドア用品の生産工場で、海外からの労働者を沢山雇っているところだったらしいです。なので彼女は色んな国の多国籍チームのリーダーをやっていたらしく、素直に「言葉も通じないのにすげぇ…」と感動しました。

HushTugの自社工場は職人数が12人ですので、その時のノウハウや運営方法を教えて下さい!という話になりました。「“灯台下暗し”とはまさにこのことか…」といい経験になりました。

④月内で2回の輸出をしたよ
2019年の12月に革が紙のように千切れるという問題が起こり、革を作り直してもらうため、生産スケジュールの大幅な変更をしなければいけなくなりました。しかし、予約をしていただいているお客さんもたくさんいるので、なんとしてもお届けしなければいけないということで、月内に2度の輸出をすることで間に合わせることにしました。

2度の輸出は初めてなのでスケジューリーングにかなり気をつけました。生産はもちろんのこと、資材集め、梱包や検品、書類作成など、全てのスケジュールが密接に関係しています。
また、自社工場では11月からの新人(未経験)が過半数を占めるため、経験不足によるミスが多発していました。

結果としては0から作る工程を短い期間で2度経験することができたので2月からの生産は楽になっていて、乗り越えられてかなり良かったです。


終わりに
職人たちの作業スピードも早くってきていて、生産効率を上げる工夫も着々と進んでいます。生産数が増えることによって生地が足りなくなったりとかまたいろんな問題が起こっていますが(笑)、それはまた来月の週刊HushTugで書こうと思います。

今回のnoteは以上です。
引き続き応援宜しくお願い致します。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?