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ステロイドと抜け毛と私

好酸球性筋膜炎(膠原病の一種)の治療のためにステロイドを飲み始めて5か月くらい経った頃、副作用と思われる髪の脱け毛が始まりました。
※副作用の出方は人それぞれなので、あくまで私の場合です。
最初はシャンプーの時に少し抜け毛が多いかな?という程度でしたが、今ではシャンプーやブローの時に毎回結構な量が抜けます。さすがにこの状態が数か月続くと、前髪や分け目が薄くなってきます。かといってステロイドは急にやめられる薬ではないし、さてどうするか?
私がこれまで行ってきた対策、活用してきたグッズは次のようなものです。

1:髪を短くする

超単純ですが。

元々、髪の長さは顎のラインより数センチ下くらいでしたが、そもそも髪の重みだけでも抜けやすくなってる気がするし、シャンプーもなるべく早く・指に絡まず済ませられた方が髪への負担が少ないと思い、ショートボブにしました。
抜ける髪の本数に変化があったかどうかは正直わかりませんが、髪が短くなったことで抜け落ちた髪の量が少なく見え、精神的ダメージは軽減されました。

2:帽子(not医療用)

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冬の間、外出するときはニット帽を被りました。
問題は仕事中です。
私は内勤で、特定のエリアに入る時には指定の帽子を被りますが、自分のデスクで仕事をするときには作業着のみです。あまり目立たない色のヘアバンドをつける許可をもらおうと総務の方に事情を話したら…何と右の可愛いベレー帽を職場からプレゼントしてもらいました。「今日からこの帽子は制服です」という指令が下り、他の数名の女性社員も色違いのベレー帽を被ってくれることに。このサプライズにはさすがにウルっときてしまいました。正直に事情を話してよかったなと思います。
ロッカールームでベレー帽から工場用の帽子に替えるとき、他の方がいるとちょっと気になりますが、サッと済ませています。

3:医療用帽子

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毎日被る帽子は当然、定期的に洗ったり、クリーニングに出したりすることがあり、その間は替えの帽子が必要になります。職場で被るベレー帽はなるべく長持ちさせたいこともあり、職場以外で普段かぶるための帽子も探しました。
医療用帽子は、抗がん剤治療を受けている人や脱毛症の人向けに素材やデザインが考えられた帽子です。
上の写真は、ネットショップCasual Boxさまで購入した、オーガニックコットン製の医療用帽子。UVカット効果もあり、柔らかくて被りやすいです。ここはいろいろ可愛いデザインの医療用帽子を取り扱っています。インターネットで医療用帽子を検索すると本当にいろいろな商品があります。それだけ、病気による髪の悩みを抱える人が多いということでもあるのかなと思います。

4:ヘアターバン+前髪ウィッグ

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病気とその治療にともなう脱毛についてインターネットで調べているうちに、自身も膠原病の患者であり、投薬治療後に抜け毛の副作用を経験された方が考案したヘアターバンのことを知りました。

BEAU of LILLY さま

市販のヘアターバンよりも幅がずっと広いので、後頭部まですっぽり覆うことができ、疾患のために手指が動かしにくい人でもつけやすいようにゆったりとした作りになっています。私も明るいオレンジ色のヘアターバンに一目ぼれして一つ購入しました。とても可愛いし、これを着けていると悩んでいるのは私だけではないし後ろ向きになっている場合じゃないな、と心強い気持ちになります。考案者の宮井さんはヘアターバンを通して膠原病への理解や早期発見につながればと活動されていて、私も陰ながら応援しています。

2番目の写真は100均で売っている前髪ウィッグ。これは前述の宮井さんのブログで紹介されていた、ヘアターバン+前髪ウィッグの合わせ技を見て、早速私も100均に走ったのです。帽子やヘアターバンで生え際は隠せても、前髪の寂しさはどうしたものか…という悩みが一瞬で解決されました。
この前髪ウィッグ、説明書どおり定期的にシャンプーとコンディショナーでお手入れしていますが、数か月は余裕で持ちます。今ではほぼ毎日愛用しています。

5:医療用ウィッグ(未挑戦)

これはまだ試していませんが、リネアストリア さまの医療用ウィッグシリーズが、ヘアスタイルやカラーもたくさんあり、気になっています。自宅で試着できるシステムもあるのも良いです。今はコロナ禍で人が集まる機会はありませんが、もし脱毛の症状が続いている間にフォーマルな場に行くことになった場合など、フルウィッグも1つくらい持っていると安心かなと。
体験してみたらまた記事に書きたいと思います。

今回はここまで。読んでいただきありがとうございます!

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