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時々、豆を煮たくなる

長文noteはお久しぶりです。

この夏は持病の再燃と思われる症状が出て、薬が増えたり、病院が何度か変わったり、いろいろと検査をしたり…0歳のベビ子の育児もあって、なかなかハードな日々だった。
ステロイドの副作用で四肢の筋肉が痩せ、床から立ち上がる動作が辛く、娘を抱っこできなくなった。家族揃って実家に移り住み、私の体力が回復するまでの間、療養しながら子育てをしている。
この再燃がなんだったのか(何なら、病名に再び「疑い」がついてしまった)まだ結論が出ていない。ステロイドの副作用による精神症状のために、気晴らしのことなど考えられない時期もあったけれど、少しずつステロイドの量が減って副作用のしんどさが幾分ましになってくると、リハビリがてら何か作ってみるか、という気になってきた。おいしそうなレシピは私にやる気をくれるのである。

そんな時に、雑誌「うかたま」の最新号が豆料理だというのを知って、早速入手した。

うかたまでは度々、豆料理の特集が組まれるのだけど、それがこの雑誌の思想にカチッとはまっている感じがして、なんというかとても安心感がある。それでいてレシピや記事にマンネリ感が全然ないのもすごいのだが。
私は豆料理をすると、心が落ち着く。
もちろん豆が食べ物として好きというのもあるけど、ほら、豆ってそのままでは固くて食べられないじゃないですか。それを先人の知恵と工夫が詰まった工程を踏んで美味しく食べられるようにしていく過程が楽しい。
今号にもいろいろ魅力的なレシピがあるが、大好きないんげん豆を使う、「白いんげん豆と長ねぎのスープ」を最初に使ってみることにした。直売所にいんげん豆があったら買ってきて!と家族に頼む。
白いんげんは売り場に並んでおらず、代わりにかわいい縞模様の入ったいんげん豆がやってきた。

個性的な模様

厚手の鍋で、と書かれていたので、ストウブ鍋を引っ張り出す。なおこの時、私の利き腕には検査による小手術の傷(未抜糸)があって3kgのストウブ鍋を持つことができず、鍋の取り扱いは家族に頼んでいる。そこまでして豆が煮たいかと思われるかもしれないが、煮たい。
このレシピの斬新なところは、豆を戻すところから料理の完成までひとつの鍋で行うこと。一度沸かして余熱で戻し、そのまま戻し汁を捨てずに調理に移る。

沸かして余熱で1時間。ぷくぷくに戻りました。

ここから長ねぎを加えてさらに煮る。味付けはオリーブオイル、塩、胡椒だけ。

豆のいいかおり

豆の戻し汁を捨てないことでスープも豆の出汁がたっぷり。少し煮崩れた豆がとろみになって良い感じだった。満足満足。

乾豆はまだ、2/3ほど残っている。次は何を作ろうかな。

こんなふうに、豆を煮たあとは少し元気になる私です。豆料理、おすすめですよ。

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