001 ヒマんの駄コラムニスト

はじめに

私は古町MOI(ふるまちもい)と名乗って早十数年、
作曲やライブをメインに音楽活動をしている。
イベントのオーガナイズ、電子書籍のコラム執筆、
レーベルの運営などもやってきた。
コロナ禍で身を潜めていたものの、
最近は活動を再開した若手テクノミュージシャンである。

そう言うと聞こえはいいが2023年6月現在、ほぼ無職である。
冴えないメガネのぽっちゃりで、26歳の独身女だ。

実は今まであまり公表してこなかったが
自分の中の、重度かつ継続的な発達障害と向き合いながら
なんだかんだで暮らしている。

頭ん中は大忙し

私はヒマではない!
常にそう思っているが、世間一般の感覚とはズレが大きくある。

例えば、トイレに行ったとしよう。
「ちいかわ海老ぞう…」
頭ん中にそんなキーワードがポンと現れる。
トイレから部屋に戻ると、スマホのメモ帳にすかさずメモる。
何かのアイデアの素になる予定だからだ。

はたまた夜寝ようとしていた時、
「女体坂上…」
なぜそんな言葉がオリジナルで出るのか、自分でもわからないまま
「女体坂上 この坂道が魅惑のボディーライン」とメモっていた。

これ系の思い付きをする方がいたとして、ネタツイートに昇華することはあるだろう。ダジャレのような言葉遊びを思い付いても、一般的にはあまり役に立たず、
おもしろツイートにするくらいしかない。
私の頭はいつも忙しく働いてくれているんだと思う。少なくとも私の創作活動の役には立っている。

身体はヒマん体

まあとりあえず、ヒマではないとしても肥満なのは確かだ。
小児の頃から鼻炎アレルギーやメンタル系の服薬をしているのもあるが、
対人ストレスなど様々な原因から、徐々にそして確実に、かなり太ってしまった。
小さい頃は華奢で、かわいい女の子だった。しかも成績優秀でモテていた。
こんな大人になるとは誰も思わなかっただろう。
それでもそこそこ健康を保ちながら、なんだかんだ言いながらもきちんと生きていきたい。(しかし肥満は健康診断的には健康ではないです。)

そもそもこのnote、DJのアボカズヒロさん
とあるアーティストへの嫉妬心を話したところ、
「それは客観的に見たら絶対面白いから。ナンシー関さんみたいにさ、
 文章にしてみたら?noteで公開したりして。」

と言われたのを鵜呑みにしたことから始まっている。

そういえば数年前、デザイナーの小田島等さんからも
「モイちゃんが大人の階段を登る際に、あるいは
 アーティスト像の裏コンセプトに、ナンシー関を参照してみてはどうか!?」

とメッセージをいただいたことがあった。

ナンシー関さんは私が小さい頃すでに、若くして亡くなっていた。消しゴムを彫って似顔絵ハンコを作る伝説のエッセイスト。
そんなナンシーさんと私、iPhoneのピープル(写真の顔認識)に間違われるほどには見た目が似ているらしい。天下のアップル、高性能な顔認識機能がナンシー関と古町MOIを見間違えるってどういうことだろうか。

そんなことがあってシンパシーを感じたのである。ちなみに私、消しゴム版画は人より得意だがナンシーさんには勝てるはずがない。幸いにも似顔絵を描くのは大好きなので、1回につき1個は必ず似顔絵を添えていけたらいいなぁと思っている。

次回は、その「とあるアーティストへの嫉妬心」をテーマに書こうと思う。


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