002 パ音へのジェラシー

みんな知ってるかもしれないけど

現代の若手売れっ子ミュージシャンの代表格
「パ音」ことパソコン音楽クラブ
メンバーは「西山」と「柴田」というなんのひねりもない名前の二人組。
なにやら最近出した新作のプロモーションの数々に
私は、とてつもない『力』を感じている。
それまでの勢いはここ数年間途切れず続いてきた。

アニメポケットモンスターのEDテーマ「ポケモンしりとり」を手掛け、
サンレコ(音楽誌)に頻繁に登場し…
さらには、あのテイトウワのリリースパーティーでのライブ出演も決まったとのこと。

ライバル視という勝手極まりない行為

そんな破竹の勢いのパ音に謎の嫉妬心を燃やす愚か者がいた。
それが私、古町MOIである。

パ音はズルい。インタビューなどで常に照れていて、関西人だが『都会の若者』を感じるあの二人。

「私のほうが都会の若者だよ、大東京だぞ。インタビューこそ受けたことはないが…。」(比べ方が間違っている)

「そうそう最近、PMCとかPASOCOM MUSIC CLUBとか表記揺れしてやがる!狙うは世界進出か?くーっ!くやしい!!」(勝手な妄想に過ぎない)

「永遠に若者なんじゃないか?と思うほど後輩ポジションを保って、先輩方にもてはやされてる。そうやって大御所感がないから一部の女性ファン層から、養いたい!とか思われてるんだぞ…。」(エゴサで見ただけ)

あぁ、なぜ…こんな虚しい『勝手なライバル視』をしてしまうのか。

大体、西山さんとは会ったことも話したこともない。
ツイッターアイコンがビションフリーゼ(とてもかわいい犬種)である、ということくらいしか知らない。大変失礼な話である。

かと言って、少し音楽的に関わりがある柴田さんに嫉妬しているわけでもない。
なぜなら、個人的に頼んで私の曲をREMIXしていただいたり、
企画したイベントに2回も出てもらったりと、嫉妬どころか感謝してもしきれないほどなのだ。

ではその勝手な嫉妬心・ライバル視はどこに向けられているのか?
それは、西山さん+柴田さん+その周辺の人や物からなる
『パソコン音楽クラブという名のなんだかすごい集合体』
に向けての「私ひとりじゃ到底勝てっこない」という
さみしくてやり場の無い、負の気持ちから来ているのである。

パ音の二人が登っている壁の色合い

そこらにいるフツーのDTMアーティスト(私含む)が
絶対に立ち向かえないような壁を、パ音の二人は登っている。
その様子にはモザイクがかかっているように思える。
モザイクなのでなんとなく、色合いは見えるのだ。

大自然のゴツゴツした茶色い岩壁を、まるでリポビタンDのCMの如く必死によじのぼっているのか?
それとも、スポーツクライミング用のカラフルな人工壁を、命綱を付けてきちんと考えた手順で登っているのか?

あきらかに、茶色ではない。
どう考えてもカラフルな方だろう。

カラフルな岩が配置された人工壁を軽々と、時には苦悩の表情で汗を飛ばしながら登っていく様子は、まさにパ音な感じがする。プロモーションビデオでやってほしい。

パソコン音楽クラブが売れている理由はいくらでもあるだろうが、
『先輩ミュージシャンから信頼されている』というところが大きいと
私は思っていて、くやしい〜!と思ってしまうポイントでもある。

先輩方から学んだテクニックは壁を登っていくためのテクニックであり、
命綱にあたるものが先輩方からの信頼、なのだろう。きっと。

たった今、私の頭ん中のテレビでは、
パ音の二人が力を合わせてカラフルな壁を登り切ってリポDを飲むCMが放映された。

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