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ひまわりの涙(改訂)


明るい家族の中 明るい友人に囲まれて

いつも楽しく 笑顔で過ごせた日々の中で


私が恋した人は ほかの人を好きになって

思いも寄らない 人からの告白に・・・


「・・・ごめんなさい。」



深夜・・・


自分で絞り出した その返答に

好きだった あの人の声が重なり・・・


寝静まる家族の中

暗闇の部屋で 声を殺して 


泣いた・・・


蝉の声 真夏の日差しを見て 

いつもの習慣で 笑顔になれ


何事も 無かったかの様に 


みんなの笑顔に 雲隠れした・・・


それでも・・・・ 学校の帰り道 


幾人かの友だちと 笑顔で別れ

いつもの様に 私たちは同じ方向に


歩き出す


あの人は2人で ゆっくりと歩き出すと 

私は1人 キュと 唇を結んでは


早歩きで その前を歩き出す・・・


(あっ にわか雨が・・・)


振り向きたい気持ちを 振りほどき

私は負けずに 晴れ間の方を見上げつつ 

いつもの笑顔で 傘はささずに 

さらに早く 歩き続けた・・・


(うつむくと 大雨になりそうな気がしたから)

それでも 


大粒の涙は 頬から流れては 光り

にわか雨に 混じって 消えていった・・・

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