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UTMB2021が終わりました。

公式なリザルトは出てないけど男子はフランソワ・デンヌ、女子はコートニー・デウォーターが勝った模様。
まぁ現在のトレイルランニング界最強の二人だからアクシデントが無い限り勝つと思ってたけど。

それよりも同じくUTMBに参加した名もなきランナーはどれだけゴールに帰ってこられただろうか。

僕がマラソンやトレイルランニングの良いところと思ってる事の一つにトップランナーと市民ランナーが同じコースを走るというのがある。

世の中にはいろんなスポーツがあるが大抵プロアマや体重別実力別にカテゴリーが分かれてる。

ところがマラソンやトレイルランニングはオリンピック等を除いてある基準を満たせばトップランナーと一緒に同じコースを走れる。

これはある面非常に残酷な現実を突きつける。

レースに向けて一生懸命練習をしてきてもトップランナーには勝てないのが分からせられる。

レースには勝てない。

だから市民ランナーはそれぞれに課題をもって走る事になる。
例えば何時間何分以内に走るとか何位以内で走るとか初めて走る人なら完走を目標にするかもしれない。

そうレースは一つだがトップランナーを除いた残りはそれぞれの目標を持ち自らに挑戦している。
こんな極めて個人的なある意味どうでもよいことに都市型マラソンなら何万人もの人が挑戦している。

トレイルランニングだって同じだ。
UTMBクラスのレースになると恐らく何度も心は折れるだろうしカラダは容赦なく破壊される。
それでも自らの目標を持ちチャレンジしフィニッシュすることを目指す。

その世界に戻ろうと思ってる。

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