AIと経理のこれから。経理マンが語るAIが発達しても経理業務がなくならない3つの理由

たびたびテレビやニュースで取り上げあられる

AIが仕事を奪う!

と言うフレーズ。

みなさんは本当に信じますか??

他の仕事は本当になくなるかどうか知りませんが

僕が経理の仕事をしていて思うことは

「いや!無くならねーよ!(笑)」

なんです。

それを説明します。

1、人工知能はゴミの数字を見抜けない。


100万円の車と車の模型があったとします。
人間ならば車の模型に100万円ってなんだ?!って思う人がいるのを想像できますよね?
僕は車の模型に100万円は高すぎると思いますよ。
しかし、人工知能のやっかいなところは車の模型の価値が人それぞれによって上下する意味がわからないことです。
とにかく答えを出すためには過去のデータと比較するしかないのですから、今の人間の感動を数値化しなければなりません。
これは正確なデータというよりも高い確率でそうらしい傾向であると言わざるを得ないのです。

2、会社に座るイス(経理職)は減っても動かす手(経理業務)は減りません。

多くの会社では経理職は玄関の掃き掃除やお茶汲みなどの雑務がセットになりますが、今はITが発達して機械が人間の手間や嫌な仕事を代わりにしてくれる時代です。
毎日8時間労働のためには全然関係ない仕事を入れる理由はありません。このように制度や無駄な働き方に対する風当たりが強くなってきました。
そこで仕事の見直しがかかるとどうなるか?
経理職から経理業務を切り離したら他の部署の人間でも回すことができるじゃん!という考え方は正論です。
やるかやらないかは経営者が決めることですが、意見が割れることは間違いないです。

経理職募集!という求人は今後は減っていくと思います。たとえ募集があっても安い給料で非効率でつまらない仕事では優秀な人材は集まりにくいでしょう。

3、数字はウソつかないが、数字を扱う人間はウソをつく。

これはどうしようもないですね(笑)世界から戦争がなくならない理由にもつながりますよ。しっかりAIが仕事をしていても人間が紙の資料に修正ペンでちょこちょこ数字を書き換えて拡散されたら、もうわかりませんね。
そんなことはごく稀だから気にする事はないと反論があるかと思います。
いえいえ。経理は数字を間違えたらダメなんですよ(笑)
数字が一致しないことはよくあります。もしそこでウソをついたらどうなるか。
医者で例えるなら
「手術で1割うまくいきませんでしたが、全体としては合格点だから大丈夫ですよ!」では大問題になります。医者が自分の仕事を100%やってから患者の回復につながることと同じように、経理も100%の仕事をしなければ社長は経営判断ができません。数字が正しいかどうかを判断するのはやっぱり人間しかいないのです。

以上が3つの理由です。

結論!


人間の問題は人間が理解できることしか決められないということ

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