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ゲルソン・インスティテュート・アンバサダー 氏家京子コラム

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ゲルソン・インスティテュート・アンバサダー氏家京子が執筆する「ゲルソン療法の連載コラム」氏家京子自身が撮影した、取材時の写真とともにお楽しみください。
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#コールドプレスジュース

ゲルソン・インスティテュート・アンバサダー氏家京子 連載コラム第4回「健康食と治療食」

この記事は2020年3月11日、ヒューロムWEBマガジン naturise「ゲルソン・インスティテュート・アンバサダー氏家京子 連載コラム第4回『健康食と治療食』」に書いた記事を転載しています。 ゲルソン食のガイドライン  ゲルソン療法の食事には「治療食」としてのガイドラインがあります。このガイドラインがゲルソン食を「健康食」とは違う「治療食」にしています。  古今東西、世界中にはさまざまな健康食があります。ゲルソン食にはそれらと共通するルールがある一方で、相反するルールも

ゲルソン・インスティテュート・アンバサダー氏家京子 連載コラム第3回「なぜジュースなのか?」

地球と再びつながる 私たち人間を含む動物は、地球から栄養を取り入れる手段として身近な植物を食べ、必要な栄養を効果的に取り入れ、生物として進化してきました。  このような地球と人間のつながりが、現代のライフスタイルにある様々な要因で[断絶すると、私たちの健康や命は危機にさらされるとDr.ゲルソンは考えました。(Dr.Max Gerson Healing the Hopeless, Howard Straus with Barbara Marinacci, p.64)  ゲルソ

ゲルソン・インスティテュート・アンバサダー氏家京子 連載コラム第2回「野菜ばかりで冷えないの?」

ゲルソン療法の効果  《野菜食が治療法》という世界でもめずらしい治療を行うメキシコのゲルソン・クリニック。多くのがん患者さんが訪れていますが、気になるのはその効果です。  食事療法の効果を数字で示すのは難しいのですが、ゲルソン・クリニックで治療した皮膚がんの患者152名の5年生存率をカリフォルニア大学サンディエゴ校「がん予防&コントロールプログラム」チームが調査し、次のように発表しています。(悪性黒色腫、25~72歳、入院時期:1975~1990年) ■ゲルソン・クリニ

ゲルソン・インスティテュート・アンバサダー氏家京子 連載コラム第1回『野菜で治すクリニック』

がんの治療も野菜食 今から42年前のこと、世界で唯一といえる、野菜で病気を治療するクリニックが誕生しました。場所はアメリカ合衆国の南に国境を接するメキシコです。心地よい日陰を作る大きな木とオゾンプールを囲む静かな中庭を備えた、合計10部屋のこじんまりした入院病棟では、今日も笑顔を絶やさない医療スタッフが世界中から訪れる患者さんをケアしています。  ここで治療する病気の種類は様々です。各種アレルギー、関節炎、糖尿病、メタボリックシンドローム、心臓病、腎臓病、肝臓病、線維筋痛症